川崎19人殺傷事件で江川氏が書いた記事を拝読して思ったこと

   2019/06/05

こんにちは。本木 ななです。
私とろくがお世話になっております。

今回は「Yahoo!ニュース」で以下の記事を読んで思った話です。

「1人で死ね」ではなく~川崎19人殺傷事件で当事者でない1人として言えることできること

江川紹子さんの記事です。

要約すると「当事者ではないからこそ、より冷静になって言える大事なことがある」という話でした。

「死にたいなら一人で死ね」という非難は控えるべきだという意見が炎上し、その理由が「遺族がそう思うのは当たり前で、遺族の立場に立って考えたら当たり前じゃないか」というものです。

この遺族の立場で考えた人の中でより中心に位置する人は、子供さんがおられる親御さんなのではないかと思います。

もしも我が子が被害に遭ったら……と思ったらそういう気持ちになるのは当然でしょう。

ただし、これから先のこと(例えば再発防止とか)そういうことを考えたら、やっぱり「死にたいのなら一人でという非難は控えるべき」でしょうね。

というのも、今回のような動機による大量殺人って実は何回も起きていますので。

リンク先の江川さんの記事では以下の事件が挙げられていました。

  • 大阪教育大付属池田小学校の事件
  • 土浦連続殺傷事件
  • 秋葉原通り魔事件
  • マツダ本社工場殺傷事件
  • 津山三十人殺し事件

この後の文章で、これらは「自殺を予防することで、殺人も防ぐ」ことができたのではないかと書かれています。

何故かと言いますとですね、これらの犯人は「自分が疎外されていると感じて、自殺をするなら周囲に復讐をしてからだと考えた」からこういう犯行に至ったわけです。

そうすると今現在「死にたいのなら一人で」という非難が飛び交うことで、「自分も同じく疎外されている」と思っている人の中から同じことをする人が出てくる可能性がより高くなるわけです。

わかりやすく書きますとですね。

  • 「死にたいなら一人で」⇒「一人で、というのが疎外そのもの」

という話になります。

「やっぱり皆は疎外しているから、そういう疎外をしている世の中の人を一人でも多く道連れにして自殺するのは正しい」そういう方向に考えが行ってしまう恐れがあります、という話です。

「そうは言っても、やっぱり亡くなった方と遺族は気の毒ではないか?!」

「よくそんなことが書けるな!」

と、言われそうですけど、確かにそれはそうなのでしょうね。

ただし江川さんも書かれておられましたが、より当事者意識を感じることができないという、悪く言えば冷たい、良く言えば冷静な人も世の中には必要です(こう言っちゃ何だが)。

話はかわりますが、私の従妹の子供が障害児です。

どうも他の子供とは明らかに違う、障害児だろうと母親の従妹と祖父母の叔父叔母夫婦が気付いた時にどうなったかと言いますと。

叔父は冷静に以下のようなことを言いました。

「この子は障害を持っているから、これからそのケアをしてあげてそういう進路をとってあげなければならない」

それを聞いた叔母と従妹は泣き叫んで、その事実を受け入れようとしなかったそうです。

愛情の深い母親と祖母だから、そうなるのも仕方がないでしょう。

ただしその話を聞いた私は、さすがは叔父だと思いました。

何故なら、障害があるとわかったら早く認めて、できるだけ早くそれなりの対応をしてあげた方がその子のためだからです。

就職だってムリヤリ普通の人と一緒にさせるよりも、障がい者枠にした方が就職できる確率が遥かに高くなるじゃないですか。

今なんて、ただでさえ就職するのが大変な時代になってしまっていますからね。

しかしくどいようですが、母親の従妹にとっては愛するが故にとてもそんな冷静にはなれないでしょう。

だって、その子の母親なんですから。母ですから母。

話を戻しますが、被害に遭われた方とご遺族のお気持ちを考えたら、巻き添えにするな(だから一人で)というのは当然の気持ちだとは思います。

しかしこれから先のことを考えたら、そういう非難は控えるべきだという意見は正しいと私は思います。

(2019/06/05追記。「スポニチ Sponichi Annex」の「爆笑問題」太田さんの記事を個人的に控えておきたいと思いましたので追記します。『爆問太田 「一人で死ぬべき」に「すぐ近くにいると思うの。彼のような人は」』)

 

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