人を信用するのは良いことですが、それが裏目に出てお金を失うこともあります

 

こんにちは。本木 ななです。
私とろくがお世話になっております。

今回のタイトルは、東洋経済オンラインの以下の記事を読んで思ったことです。

ゴルフレッスンプロ、1000人超が破産の危機

上記の記事をまとめると“ゴルフスタジアムという会社の「ごるスタ」というサービスで、1000人以上のゴルフ練習場のレッスンプロが破産するかもしれないほどの多額の借金を背負わされている”という話でした。

その「ごるスタ」というサービスはウェブサイトの作成・運営管理のものですが、最初に以下のようなことを言われるそうです。

以下、ところどころ引用させて頂きます。

「タダでウェブサイト作ります。開設後の管理や運営もすべてお任せください」

いきなり怪しさ大爆発と言いたいところなのですが、契約しなければ良いかと思ってお試しで作ってもらうとそれがなかなか良いものらしいのです。

しかし契約書を交わす段階になってから、以下のようなことを言われます。

「ソフトを買う形を取らせてほしい。ついては信販会社とクレジット契約も結んでほしい」

そこで、話が違うとなるのですが、その作成したウェブサイトに載せる広告をゴルフスタジアムが営業して取って来てくれると言うのです。

そしてその支払ってくれる掲載料がクレジット1カ月分の支払額と同額とのことです。
しかも広告が取れないときは、ゴルフスタジアム自身が広告主になり広告料を負担してくれるとまで言うらしいです。

となると、事実上タダでウェブサイトを作成し運営管理してくれることになります。

ただ、この広告料が滞ったら大変なことになります。
その状態になってしまったのが、今回・・・・・・ということのようです。

詳細については是非リンク先をご覧頂きたいのですが、これは「騙される方が悪い」と言い切るのは気の毒だと思ったことが一点だけありました。

それは、被害者かつ世話役の1人であるレッスンプロの横田亮氏の話でした。

横田氏は練習場の経営者から「ごるスタ」を薦められたそうです。

ただし契約時には「おかしい、契約したくない」と思ったのですが、そのまま契約してしまいます。

それは何故か?
その部分を引用します。

「あんなソフトに592万円だなんてありえない。タダのはずのウェブサイトの作成代金が592万円、しかも契約書上はウェブサイト作成代金じゃなくて、あんな安っぽそうに見えるソフトの代金だということになっている。おかしいと思い、契約はしたくなかったが、あの段階では断れなかった」(横田氏)。

レッスンプロの世界はまさに体育会の世界だ。自分が契約を断るということは、すでに契約している先輩たちや、契約を薦めた練習場の経営者の判断を否定することを意味する。

ここですよここ。
ここのところが日本人の良いところでもあり、悪いところでもあります。

われわれ日本人は、他人を信用することに優れています。

そのおかげで震災や台風などの大きな自然災害が起きた時も、略奪どころか(品薄の店頭で)購入時の争いすら起こりません。

きちんと列を成して、自らの順番が来るまで何時間も辛抱強く待ち続けることができます。

これは何故かと言えば、日本は昔から自然災害が多い国であった上に、そこで長い時を経て主に農業を営んでいたからなんですよね。

そして災害時の大変な時には、皆で力を合わせて乗り越えてきました。

つまり略奪とか順番を守れないとか、それらが起こる最も大きなの原因は“他人を信用することができない”からです。

我々日本人は他国の人ができない難しいことを、いとも簡単にやってのけることができるのです。すごいですね。

しかし、そうやって他人を信用するのに長けた私たちですが、それが裏目に出る時もあります。

その一つが今回の話ではないでしょうか?

他人であっても災害の時には信頼することができる私たちですが、今回は災害時ではない代わりに見知らぬ他人ではなく知人や同じ業界の先輩です。

その業界内にいない人はきっと私を含めて、そんなん断るぐらい・・・・・・て思うかもしれないですけども。

しかしこのような、いわゆる体育会系の縦社会が当たり前になっている業界内であれば、そんな些細なことにも逆らえないと感じる空気になっているのではないかと思います。

騙される方が悪いで切り捨ててしまうと、ゴルフのレッスンプロ業界と同じような「時代の流れからは外れてしまったがために苦しい思いをしている人が多い、体育会系の縦社会が当たり前」の別の業界で、今後も同じような詐欺が横行することになると思います。

ここは一つ、これを機に子供の教育まで見直すところまで考えても良いのではないかと思いました。

  1. 人を信用するのは良いことだが、時と場合による
  2. 信用できる人の紹介であっても、自分が納得できないことは断る
  3. 自分が薦めた物を断るのはその人の自由

まだありますか?
思い付いたらこっそり書き足すかもしれません。

あと、上記以外では“貧すれば鈍する”っていうのもあると思います。

何とかしなければと日々思い詰めた状態のままで過ごしていると、元々は慎重な人でもついうっかり騙されてしまう・・・・・・というのもあったと思います。

 

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ありがとうございました。
これからも頑張りますのでよろしくお願い致します。

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