優秀さが仇となり、美点必ずしも美点たりえず・・・・・・ということもあるようです
こんにちは。本木 ななです。
私とろくがお世話になっております。
今回のタイトルに書かれた「優秀」なものとは、我が国が誇る通貨「円」の話です。
日本「円」とは優秀な通貨で、国際決済通貨の一つに数えられています。
国際決済通貨とは何なのかと言いますと、以下のようなものになります。
(このページ内はすべてウィキペディアから引用させて頂きました)
管理通貨制度下にありながら十分な信用があり、額面価額通りの価値を広く認められ国際市場で、他国の通貨と容易に交換が可能な通貨のことをハードカレンシー(国際決済通貨)と呼ぶ。
金本位制の時代に、いつでもハード(硬い金属の意、つまり「金」)な正貨と交換可能な通貨というのが語源である。
今は世界の基軸貨幣であるドルですら金と交換してもらえないのですが、金との交換がなくともその同等の価値があると考えてもらえるほどの通貨となっているわけです。
「円」ってすごいですよねぇー。
何で「円」にこんなに信用があるのかと言いますと、以下の二つの理由があります。
- 「円」を発行している日本に「信用」がある
- 「円」という通貨そのものに「信用」がある
ハードカレンシーの条件は、以下になりますが。
・国際的に信用があること
・発行国が多様な財を産出していること
・国際的な銀行における取引が可能なこと
・あらゆる場所での換金が可能なこと
これは上記1番の発行している国に対しての「信用」によるものが大きいかと思われます。
ここら辺は超大国アメリカには遥かに及びませんが、実はそのアメリカにも勝っているところがありまして、それが上記2番ということになるのですね。
以前にも『前編)アメリカでは「信用」で借りた履歴のない人にお金を貸してくれません。借りていないって良いことではないの?』で少し触れましたが、日本の「円」ってものすごーく偽造されたお金の含有率が少ないらしいのです。
何故ならば「偽造するのが非常に難しいから」なのだそうです。
・・・・・・なら、ドルを偽造した方が・・・・・・。
ただし、世界で最も偽造が難しいのはスイス「フラン」だそうです。がんばれ日本?!
以上の理由により、「円」は非常に優秀な通貨ではあるのですが。
その優秀さが仇となっている面もあります。
まずは『後編)アメリカでは「信用」で借りた履歴のない人にお金を貸してくれません。借りていないって良いことではないの?』でも書いたことですが、大部分の国民がクレジットよりも現金を好んで使っているということです。
日本ではクレジットを使うことは、浪費に繋がるあまり良くないことのように考えられています。
確かに無駄遣いは良くありませんが、上手に遣うことができれば本人も周りの人もウハウハ(死語)になれるものなのです。クレジットは。
そしてもう一つは、電子決済がなかなか普及しないことにも繋がっています。
中国では「アリペイ」という電子決済が普及しています。
「アリペイ」とは、中国で最大のECサイトを運営する阿里巴巴集団(アリババ)の金融部門が独立したもので、70以上の国と地域、8万社以上の加盟店に導入されているそうです。
詳しくは「ITmedia ビジネスオンライン」の以下の記事をご覧ください。
この記事によりますと、公共料金や自動販売機どころか小さな個人商店や露店などでも使用できるため、スマホさえあれば現金は必要ないほどだということです。
また別の記事によりますと、中国だけでなくタイの屋台などでも使用できるとか。
これは便利ですねぇー。
日本はかなり遅れています(汗)。
しかし何でこんなに「アリペイ」が普及したのかと言いますと・・・・・・「人民元」の「信用」があまりなかったという、通貨としては致命傷に近い欠点があったことは否めません。失礼ですけど。
この場合は、禍を転じて福と為すという話になりますね。
さて、今回は日本の通貨である「円」を例として取り上げてみましたが。
実は私、日本人の美徳とされていることのかなりの部分が、今現在もこれからの時代にも合っているとは言い難くなるのではないかと危惧しています。
それを一言で言うならば、日本とは“優秀な労働者の国”であり、良く言えば“質量ともに優秀な職人さんが揃っている国”とも言えるでしょう。
ですが、逆に言えば“優秀な資本家が少ない国”とも言えるのではないかなと。
今現在の日本では、資本家になるのは簡単です。
方法としては簡単ですよ?
「お金がないとなれないから難しい」
という人もいるかもしれませんが。
逆に言えば、誰でもお金さえ用意すればなれるものです。
ここら辺の話にご興味ある方は、ろくの書いた『誰でも簡単に資本家になれる!! もちろん面接なんてありません』をご覧ください。
ろくが小躍りして喜ぶと思いますので、よろしくお願い致します(笑)。
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ありがとうございました。
これからも頑張りますのでよろしくお願い致します。
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