前編)日本はヤバい。相当ヤバい。でも、皆あんまり気付いていないのは何で?!
こんにちは。本木 ななです。
私とろくがお世話になっております。
日本はすばらしい国だーみたいな番組が高視聴率を叩き、ネットでもそういうサイトが人気を集めてもうかなりの年月が経ちました。
いや、わかります、わかりますよ?
戦後の教育って、これまでの日本は間違ってたー悪い国だったーてなところから始まっていましたから。
その呪縛が解けた今現在にこうなったのは「まぁー、しゃーないかなぁー」と思っていました。
でも、そろそろ元に戻りませんか?
私たち日本人は、勝って兜の緒を締める国民性だったのではないですか?
そして、実はそれどころの話ではありません。
早く冷静さを取り戻して、これからのことを考えないと。
というのもですね、これからはこれまでネットやテレビ番組で語られていたような「日本人の美徳」が裏目に出ることが多くなるからです。
例えば言われているこれらの「日本人の美徳」の中には、労働者としていかに優秀であったかというエピソードも多数含まれているのではないでしょうか?
成熟経済になった上にロボットやAIに仕事を奪われていくこれからの時代には、その優秀さを発揮することができない場合がどんどん出てくるであろうことが予想されますし。
そしてまた、成功体験を捨てることができず次世代の対応に間に合わないということもあるでしょう。
既にそういう裏目に出たところがありまして、その一例が以下の話です。
2017/08/27『優秀さが仇となり、美点必ずしも美点たりえず・・・・・・ということもあるようです』
中国ではアリババという会社の「アリペイ」という電子決済が普及しています。
何でこんなに普及したかとの理由の一つが「中国人の自国通貨に対する信頼が低かった」というあまり良くないものも含まれています。
裏を返せば、日本でクレジットや電子決済が進まない理由が「日本円は偽造が難しく通貨として優秀で国民からの信頼も厚い」という、通常であれば褒められるべき良い理由も含まれています。
そしてさらに、このアリペイによる融資も盛んです。
以下、日経電子版2017/12/5の記事をご覧ください。
・・・・・・って、会員限定でした。会員の方はどうぞ。
誰でも読める記事がないかと探してみましたら、雑誌WEDGE(ウェッジ)のWeb版である「WEDGE Infinity」で、以下の記事を見つけました。
借りるまですごいスピーディですね。
該当箇所を引用させて頂きます。
融資申請の記入に必要な時間は約「3」分。提出すると「1」秒でシステムが融資可否を判断する。そして審査にたずさわる人間は「0」。AIによる審査のみで判断を下しているのだ~ここまで~
そのAIはどうやって融資可否を判断するのかと言いますと、アリババグループで持っているビッグデータとかを使うとのことです。
つまり「仮に人民元による現金決済しかやっていなかった人がいたら、その人には融資できない」ということになります。
・・・・・・って、えーと。
ここまで書いて気が付いたのですが。
この後、私が書きたかったことは既に以下の記事に書いてありました。
同じWEDGE Infinity内の記事です。
要するに電子決済が進んでいる中国では、例えば借金の踏み倒しのような何か信用を失うようなことをすると、結果的にその本人が困ることになるのです。
困ることというのは何かというと、アリペイが使えなくなることです。
中国人にとってアリペイが使えなくなることは、今や人民元が使えなくなることよりも不便で恐ろしいことのようです。
そしてそれを回避しようして、結果的にモラルが上がって「道徳的」になるという話でした。
モラルの上がる理由が他人に対する思いやりではなく、自己中心的な理由ではありますけども。
その一方で、我々日本人の専売特許だったはずのモラルが危険なことになっています。
2017/06/19『使い捨ての一番安いものを選択するとかえって節約できないかも。しかしもっと恐ろしいことがあります』
一言で言えば「貧すれば鈍する」になって、モラルの低下を招いているわけです。
中国人が裕福になって、その動機は必ずしも良いものとは言えなくとも結果的に道徳的な方向へ向かっているのとは対照的です。
日本は中国にGDPで追い抜かれて久しいですが、このままでは離される一方となるでしょう。
しかも理由はこれだけではありません。長くなりましたので後編に続きます。
(なんと、追記まで書いてしまいました。私個人ではどうなのかという話にご興味ある方は是非!)
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ありがとうございました。
これからも頑張りますのでよろしくお願い致します。
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