ニーズ(needs)とウォンツ(wants)を考える

 

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こんにちは。本木 ななです。
私とろくがお世話になっております。

今回もごく基本的な話です。
しかし実際には、なかなか難しいのではないでしょうか?

ニーズ(needs)とウォンツ(wants)という言葉があります。
どうしても必要な物(ニーズ)と必要ではないけど欲しい物(ウォンツ)に分けて、必要ではないただ欲しいだけの物は買わないで節約する……というものですが……

……できますか?

私はできませんでした。
甘いお菓子がやめられません。どうしても。

節約という目的だけでなく、“ダイエット”という重要過ぎる目的をもう一つ追加してもやっぱり、ダメでした。笑。

私はこの“節約兼ダイエット”という目的のために、いくつかの目標を作りました。
その中に“甘い物は絶対食べない”というものがありましたが、皮肉にもそこから崩れてきました。

ここで、甘い食べ物がやめられない理由について。
甘い食べ物にはセロトニンやドーパミンなどという気分を良くする脳内ホルモンが増える作用があるそうです。
これらを欲している状況にはまず、ストレスの多い生活をしていることが考えられます。

なのでこの“ストレスの多い生活そのものを見直す”ことが、甘い食べ物の摂取量を減らす有効な方法の一つです。
ですが、それはできませんでした。

その当時の私のお仕事はコールセンターでの受電でした。フルタイム週5勤です。
苦情の多い部署でした。また、件数ノルマや応対品質などの人事評価面でも厳しい職場だったのです。

その当時は住宅ローンを抱えていて、一円でも多く繰り上げ返済をしたかった時でした。
厳しい職場でしたがその分、時給は他社よりもやや高めでした。

……だから、できるだけ長く続けたかったのです。どうしても。

私は考えました。

「確かに甘い物をやめたらその分節約できるし、身体にも良いのはわかっている」
「でも、今はこのお仕事を一日でも長く続けることができたら、その方が良い」

仕事に行くのだけでも精一杯です。
これ以上、辛いことは増やしたくありません。

そこで、“絶対に食べない”というのをやめて“量や頻度をできるだけ減らす”という目標に変えました。
また“甘くはないポテトチップスなどのスナック菓子”を混ぜて、一回当たりのお菓子の単価と砂糖の量を下げるよう心掛けました。

……エネルギーは全然下げられませんけども。

昔から『二兎を追う者は一兎をも得ず』って言うではありませんか。
ここはエネルギー摂取量を捨て、単価と砂糖の量を減らすことだけを考えなければ、ということで。

あれから何年もの月日が経ちました。
正直な話、今でも甘い物は好きです。

つまり、欲しい物(ウォンツ)をきっぱりやめることができていません。
ですが、あの当時ほどではなくなっています。

あの当時は毎日、何かしら食べてましたから。甘い物。
今は週末に一回ぐらいで収まっています。

あの時の職場は結局、体調を崩してやめてしまいました。
しかし一年近く持ったので、私としては頑張った方かなと。

さて。
先ほど“甘い食べ物がやめられない理由”を“ストレスの多い生活”が一因であると書きました。
私は結局、その職場を去ることと徐々に甘い物を減らすことでその状態を脱することできましたが、中にはそのまま

・砂糖依存症

になってしまう人も居ます。
依存症になってしまうとますます“絶対、食べてはいけない”が不可能となりますので、こういう人こそ“量や頻度をできるだけ減らしていく”という、急がば回れ式の方法が有効となります。

「甘い物をやめなければいけないのに、食べてしまった」
「どうしてこんなに私は意志が弱いのだろう?」

私も、最初のうちはものすごい落ち込みました。
しかし何回かそれを繰り返して思ったのですが、この甘い物は今の私にとっては

・どうしても必要な物(ニーズ)

ではないかと。
今の仕事を一日でも長く続けるためには必要な物なんだと、そのように思いなおしました。

そこで結論、

『ニーズ(needs)とウォンツ(wants)は時と場合と人による』

です。
ここで、最後の人による場合の一例を追加しますと。

たとえば世間でお金のかかるムダな趣味と言われるものをされていた方が居られたとして、その方がそれを生きがいとしてがんばって働いているのであればそれもニーズ(needs)ではないかと、私はそのように思います。

(ただし家族が居る場合は“その家族に悪影響を及ぼさない程度に収まれば”の話です。私の父は趣味が高じて家出しました。機会があればそのことも書こうと思っています)

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これからもがんばっていきます。
どうぞよろしくお願い致します。

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