【仕事(の存在)で悩んでいる方へ】ななおすすめの本『仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考える (幻冬舎新書)』泉谷 閑示
こんにちは。本木 ななです。
私とろくがお世話になっております。
本日は私がおすすめの本を紹介します。
泉谷 閑示の『仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考える (幻冬舎新書)』です。
著者の泉谷 閑示氏は有名な精神科医です。
既に何冊も本を出しておられます。
・・・・・・恥ずかしながら、私は存じませんでしたが。
この本は元々、ろくが仕事のことで悩んでいた時に買った本でした。
ところが、ろくが予想していた内容とはちょっと違うものであったのにもかかわらず、良い方に期待を裏切られたと言って強く私にすすめてきたのでした。
いや、私はその・・・・・・ろくとは違って単なるパートのおばちゃんだし。
率直に申し上げて、ありがた迷惑のような気持ちになっていました。
しかし、しかしです。
読んで良かったです。
ろくのような正社員で給料も多いけどプレッシャーもきつい、という人だけでなく私みたいな働き方の人も、あるいは悩みに悩んで病気療養中または求職中の人にもおすすめです。
・・・・・・というよりも。
私は、自ら命を絶ってしまった弟にも読ませたかった。そんな内容です。
せっかくの本なので、できるだけネタバレにならないように内容について少し書かせて頂きますと。
今の日本人は皆「生きる意味」に意義を求め過ぎているのではないか?
そして「仕事」というよりも「労働」に重きを置き過ぎて、もはや宗教のように崇め奉るところまできてしまっているのではないか?
その結果「生きる意味が感じられない」と悩む人が増えてしまったのではないか?
おおよそ、このようなことを中心として話が展開されていきます。
いやもう、日本人って厳し過ぎ真面目過ぎなんですよね。
それがもう行きつくところまで行きついて、こんなことに。
そのように薄々とは感じていたのですが、専門家である精神科の先生に鋭く分析して頂くとこのような形になりました。
そこで私個人の感想としてはですね。
「この本に出会えて良かった!」
とまで、思っています。本当です。
しかし、残念な点もありました。少々ですが。
まずは本のタイトルです。
実はサブタイトルの方がこの本のテーマなんですよね。
だから「生きる意味を再び考える」の方をメインタイトルに持ってきて、現在メインの「仕事なんか生きがいにするな」を後に持ってきた方が良かったのではないかと思うのです。
何故かというと、現行のタイトルで私は「読みたい」と強く思わないからです。
えーとこのタイトルだとバリバリ仕事しているビジネスマンが、仕事を生きがいにしないでもっと楽しく仕事して・・・・・・そして、もっともっと仕事で効率良くがんばれるように説いているような本なのかなと思ってしまいました。
その後ろの「生きる意味を再び考える」とか、帯に書いてある「働けど、働けど~後略~」という文言まで読むと「ん?」と思って手に取るかもしれないですけど。
おそらくですが、できるだけたくさんの人に読んでもらおうと思ってこういうタイトルにしているのでしょうね。
それ故に、私のように敬遠する人もいると思うのですが、どちらが多いでしょうか?
また、上記のようなお仕事がんばりたい人が読んだ場合、思っていた内容と違うとがっかりすることもあるかもしれません。
そしてもう一つ。
ちょっと難しいです。
はっきり申し上げて。
しかしこれは、私の頭が悪いだけなのかも・・・・・・あはははは。
ただまぁ、難しいのは古典の引用部分がほとんどですので、そこら辺は飛ばして読んでも差し支えはないと思います。
・・・・・・って、せっかくの古典の名著が・・・・・・。
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ありがとうございました。
これからも頑張りますのでよろしくお願い致します。
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