【お金持ち】資産家とお金持ちは微妙に違います。どちらが良いですか?【資産家】
こんにちは。本木 ななです。
私とろくがお世話になっております。
タイトルですが、どちらが良いかと聞かれてもねーどっちも良いに決まってるやん……て、思ってしまいますよね。
私もそう思います。何やそれ。
そもそも資産家とは、どういう意味でしょうか?
イメージ的には、ものすごいお金持ちの場合によく使われている感じがしますね。
辞書では、
- 財産を多く所有する人
と載っています。
つまり「お金を多く所有する人」とはなっていません。
実はここが非常に重要なところです。
- 資産とは、お金も含まれますがお金とは限らない
のです。
ここからは具体的な話になります。
私の父の実家は資産家でした。
……っていうほどでもなかったのですが。
地元では資産家だったのです。
頭に「ド」がつく田舎ですけど。
父の子供の頃は、周囲360度見回しても自分の家の土地や建物以外は目に入らなかったと。
日の出から日没まで、お天道様は全部自分の家の土地を照らしていたと。
かつてはそのように自慢していました。
今はそんなことありません。
その土地の大半を失いました。
(その時は売却しただけだったのですが、後にそのお金の大半を失いましたので)
父の実家は確かに資産家でした。
その資産とは土地、しかも農地でした。
いろんな農作物を栽培していました。
その土地の状態を熟知し、何を栽培したら良いものができるか、市場で売れる作物は何か、そうやってその土地を上手く活用して実家は栄えていたのでした。
ある日ある時、父の実家の敷地の端に大きな道路が通ることになりました。
その道路の近くの土地を売って欲しいという人が現れます。
その人も地元では資産家で有名な……というか、父の実家よりももっともっと資産家でした。
その方が経営する会社が順調に大きくなって、会社の施設の一部(寮とかいろいろ)をそこに建てたいとのことでした。
そしてその分の土地を売りました。
父の父(私からみたら祖父)はその時既に亡くなっており、父の母(私からみたら祖母)の名義の土地でした。
売却代金は、祖母が半分で残りを父と叔父と叔母で分けました。
さて、ここで。
叔父はとある会社を買ってオーナーになろうとしたのですが、お金が足りなかったとのことで祖母にも出資してもらうことにしました。
その代りに老後の生活など全部引き受け、自身が家の跡継ぎになるという条件で。
ここら辺で、父といろいろあったみたいですが割愛します。
叔父はとある会社のオーナーになりましたが、自身も社長として働きました。
叔父の奥さん(義叔母)は経理を手伝っていましたが、非常に仕事のできる方だったそうです。
経営は右肩上がりで言うことはありません。
儲かって儲かってしゃーないらしく、家は豪華で従兄弟は海外旅行に連れて行ってもらい、非常に華やかな生活をしていました。
……が。
ある日、競輪とか競馬とか競艇というものにハマった叔父は、放漫経営で会社を潰してしまいました。
(あのしっかり者の奥さんとは既に離婚していました)
家や土地は競売にかけられましたが、競売にかけられた後に父と叔母が落札し、人手にわたるのを阻止しました。
叔父は無一文になって、故郷を出て行きました。
というわけで。
父の実家は資産家ではあったけど、厳密に言えばお金持ちではありませんでした。
つまり、厳密に言えば「お土地持ち」です。
農地という土地をどうやって使うか、そのことには非常に得意でした。
しかし、お金というものをどうやって遣うか、そのことに対してはそうではありませんでした。
(実際はできた農作物を出荷したらお金が入ってきます。でも、その中から次の種とか苗とか買いますよね。
しかも農業を主にやっていたのは祖父と祖母と叔母であり、父と叔父はほとんど何もしていなかったそうです。
それよりも「これからは学校で勉強しておいた方が良い」と言われたと)
良いお金の遣い方って、どんなんでしょうね。
一番真っ先に思い浮かぶのは、今までの話の流れからすると運用ですが。
土地を耕してお金を得るように、お金を投資して増やすとか。
でも、それだけではありません。
大きな話をさせて頂いたら例えば、イタリアのルネサンスを財力から支えたメディチ家とか。
今日に残るボッティチェリやミケランジェロの作品は、メディチ家のお金がなかったら存在していたでしょうか?
……って、私もお金の遣い方が上手なわけではありませんが。
祖父母から父も叔父も「男はこれから学校で勉強する時代だ」と言われて、農作業はやっていなかった話は先ほど書きましたが。
今現在、農家としては叔母ががんばっており、お花などを作ってそこそこ成功しているそうです。
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ありがとうございました。
これからも頑張りますのでよろしくお願い致します。
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