後編)日本はヤバい。相当ヤバい。でも、皆あんまり気付いていないのは何で?!
こんにちは。本木 ななです。
私とろくがお世話になっております。
前編に引き続いて後編です。
その前編では、これまで日本人の美徳や日本の長所とされていたことが裏目に出るかもしれない、ということに触れました。
そしてその対照的に、これまで悪いとされていたことが良い方に作用している例として中国を挙げました。
正直な話、今回も似たような内容の話です。
ただし私個人的には、前編よりももっと深刻な話だと思っています。
以前、関西ローカルのサンテレビで「カツヤマサヒコSHOW(リンク切れにつき解除しました)」という番組が放送されていました。
その番組の第34回のゲスト、金融経済評論家の山口正洋さんの話を、私は今でも覚えています。
要点だけ書くと、以下のような話でした。
- 欧米人は極悪非道だが、自分自身で何とかしようという気持ちが強い
- 日本人は誠実で信頼できるが、国などに対しての依頼心が強すぎる
以上です。これだけです。
これだけですが、もうちょっと詳しく書きますと。
山口さんは欧米の金融機関を経て、日本の地方再生プロジェクトなどにも多数参画した方です。
その地方再生プロジェクトで日本人は、まず真っ先に国からの補助金などを当てにしようとするらしいのです。
この話を聞いた時に私は思いました。
真っ先に国を当てにするという考えは、こういう時はあまり良くないものと思われます。
でも、ここで国を当てにするという考えが真っ先に浮かぶというのはどういうことかと言いますと、国を「信頼」しているということに他ならないんですよね。
そう、我々日本人はですね。
- 自分以外の他者を「信用」することができる
という利点を持っており、相手が国や大きな会社やあるいは親類や親しい友人の場合は
- 自分以外の他者を「信頼」することもできる
という大きな利点を持っています。
そしてこれが良い方に作用した場合は、地球規模の稀に見る大震災が起った時にもすぐに秩序を回復することができ、より早く復興することもできる、ということに繋がります。
自分のため家族のため、身近な人を信用し、会社や国を信頼し、サボることなく誠実に、日々頑張って働いて働いて働いて、日本は豊かになってきました。
日本人の持つこの性質は、大量生産大量消費時代の労働者としては、どこの国の人よりもこれ以上なく適していたのです。
ところが今、その大量生産大量消費の時代が終焉の時を迎えています。
・・・・・・必要な物はもう持ってるし、これ以上要らないもんね。
またインターネットができてWeb2.0とかロングテールとか言われて久しいですが、今までよりも個人で事業を始める垣根は低くなりました。
その分消費者も、幅広い商品から自分に適したものを選べるようになりました。
「でも、日本人はそんなにこだわらずに従来の商品で安い物を選んで買っているのでは?」
そう、日本では皆がそうやってます。日本では。
でも世界規模で見たらどうなっているかと言うと、消費者が各々の好みに合わせて商品を選んでいる人が多いのです。
その選択肢も自国だけではありません。ネットがあるから。
何で私がこう思ったのかと言いますと「SankeiBiz」の以下の記事を拝読したからでした。
『世界45カ国を対象に起業家精神を徹底調査 日本の起業家精神が最下位に!』
だからこそ、外国人が自国の商品よりも日本の物をわざわざ選んで買ってくれているというのもあります。
そして中には日本に直接買い付けに来て、持って帰って自国で販売している場合もあるでしょうし。
ここで念のために書いておきますが、私は欧米人のように“自分が儲けるためにはどんな卑怯な手を使っても良い”とは思っていません。
そんなところは見習っちゃだめです。そこは日本人が正しいと思います。
そしてまた、東北の震災後にいち早く秩序を取り戻した日本は他国より称賛されましたが、それは確かに非常に良いことです。
ただし裏を返せば、それが日本特有の「国や会社などを信頼しきっている」というところから来ており、それらが「他国にはない」ものであるからこそ珍しいということになります。
今でも十分ネット社会ですが、これからもっともっと、今度は物と物まで、ありとあらゆるものがネットで繋がります。
今でも十分個人で戦える時代ですが、これからもっともっと、容易になるでしょう。
ですが日本だけ今のままであったなら、他国から置き去りにされて一人負けとなります。
どんなに良いと思われることでも、裏目に出ることはありますし、その逆もあります。
どんなことであっても、それが今の時代や状況に合っているかを考えて判断していかなければなりません。
(なんと、追記まで書いてしまいました。私個人ではどうなのかという話にご興味ある方は是非!)
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ありがとうございました。
これからも頑張りますのでよろしくお願い致します。
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