シャープの話でも思ったこと。お金は信用が形になったもの
こんにちは。本木 ななです。
私とろくがお世話になっております。
前回『シャープの話で思ったこと。因果応報はあるのかないのか?』に引き続きシャープ様の悪口から入ってしまいますけども。
一ヶ月を切った状態で急に雇用契約を解除されたその彼女は、二度とシャープの製品は買いたくないと言ってました。
そりゃそう思われても仕方がないと思います。
そんな嫌な思いしてお金出してその製品を買う気にはならないだろうし、その製品を見たらその当時のことを思い出して嫌な気持ちになるでしょうから。
さらにその話を聞いた私も、シャープの製品はもう買えないと思いました。
もちろん上記の「派遣の扱いが酷い」という理由もありますが、それともう一つ「雇用調整もまともにできないほどの計画性がない会社の製品ってどうよ?」っていう気持ちにもなりませんか?
私はなりました。
だからシャープ様しか出していない余程の画期的な商品以外は、買うことは一生ないような気がしています。
で、ですね。
ネットの情報だから確かめようがないのですが、シャープ様は取引先にも相当酷いことをしていたみたいですね。
少し古いものになりますが。
『東洋経済オンライン』の2012年09月03日に以下の記事がありました。
この記事を読み進めていくと4ページ目辺りに、国内他メーカーにどんな態度をとっていたかの件が出てきます。
言葉は悪いですが「液晶パネルで調子こいてやり過ぎてた」ってことですよね。
で、ですね。
私がシャープ様の上の人にもうちょっと頭使えば良いのにと思うのは、以前は海外比率が低かったというのがあります(最近はそうでもないらしいけど)。
その当時(2012年06月12日)の『ダイヤモンド・オンライン』に以下の記事がありました。
『パナソニック、ソニー、シャープの再建には社長の豹変が必要だ』
この5ページ目辺りに、シャープ様の海外売上比率が他社と比べて低いことを挙げられています。
ということは当たり前の話ですが、その分国内市場の比率が大きいということになりますよね?
派遣の従業員も取引先も日本国内在住の日本人です。
その人らに嫌な思いをさせて、何の得があるのでしょうか?
その人らにも家族や親類、知人友人が居ますからね。
ましてや今はインターネットにSNSも存在しているのもあるし
もしも海外比率が圧倒的に高いというのであれば、胸糞は悪いですが理解はできます。
「俺らのお客さんはここにはおれへんもんねー」ということですから。
ただしその場合でも、将来は海外がダメになって国内に戻らざるを得ないという状況になる可能性がないわけではありませんので、やっぱりやらない方が良いと個人的には思います。
(裏を返せば、自社製品に余程の自信があったとも言えなくもないですけども。
だとしても、その時にそうであっても時代は流れていくものですし、上の立場の人であるならさらに長い目で物を考えなければいけないと私は思います)
話は少し変わりますが。
アメリカでは“自動車部品一つを買いに来た客も、自動車そのものを買いに来た客と同じように扱う”という考え方があるそうです。
というのは、その自動車部品を買いにきた客が人生を終えるまでに自動車に遣うお金は「33万2000ドル」だからです。
この数字は業界によって違うとのことで、自動車部品の場合はこの「33万2000ドル」になるとか。
だから“たかが自動車部品だからと言って酷い対応をするとその客は二度とその店を利用しないだろうから、結果的には非常に大きな損失になってしまう”ということです。
この「33万2000ドル」という数字は、ライフ・タイム・バリュー(Life Time Value)という考え方で試算されたものです。
和訳では「顧客生涯価値」というのが一般的でしょうか。
略してLTVと言われることもあるそうです。
さすがアメリカ。抜け目がないですね。
目の前のお金ではなく、その先の先のことまで考えています。
・・・・・・AmazonやらAppleやらにしてやられるはずですよね。日本が。
長々と書いてしまいましたが。
◎お金とは、信用が具体的な形になったもの
だと、私は考えています。
つまり、信用を失うことはお金を失うことに繋がるのです。
もう一つ言えば、
『天網恢恢疎にして漏らさず』
ということわざがありますけども。
この意味は
「天が張る網は広く目が粗いように見えるが、悪人を網の目から漏らすことはない。悪事を行えば必ず天罰が下る」
となっておりますが、実際のところはダダ漏れ状態だったと私は思います。
しかし近年、もう一枚の網が被せられることになりました。
もはや言うまでもないかもしれませんが、
◎インターネット
です。
しかも昨今は「IOT(Internet of Things)」まで、つまり人ではなくて物にまで広がっています。
ということで、本当にその網の目が細かく細かくなってきているのです。徐々にではあるかのもしれないですが。
つまり結論としては、
「周りの人に対して誰よりも誠実に接し、より大きな信用を築き上げることができた者が成功するのではないか?」
というものです。
これは個人にも企業にも当てはまるものだと私は思っています。
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ありがとうございました。
これからも頑張りますのでよろしくお願い致します。
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