香川照之氏の番組&CM降板で、時代の変化をあらためて感じた話
こんにちは。本木 ななです。
私とろくがお世話になっております。
少し前に、銀座のクラブホステスや女性スタッフへの性加害や暴行が報道されていた香川照之氏ですが、テレビ番組やCMの降板が続いています。
『香川照之 降板&終了ラッシュ 「THE TIME,」、トヨタCMなど 性加害疑惑渦中』
(デイリースポーツ online 様より)
やはり「芸の肥やし」感覚だったのでしょうか。
ただ、市川海老蔵氏の時もかなり大きな騒ぎになっていましたので、もはやそんな時代ではないとわかっておられたのではないのですかと。
あるいは、自分だけは大丈夫だと思っていらっしゃったのか。
役者さんとしての実力は言うまでもありませんが、お父様は有名な歌舞伎役者さんでお母様も大女優、しかも東大卒のおまけ付きですから……確かにすごい方です。
オリンピックの時の小山田圭吾氏もまだ記憶に新しいですが、今現在は「仕事のできる人は何をやっても許される」という昭和的な時代は終わっています。
何故かと言いますと「インターネットがインフラ化したから」ですね。
「需要(客)側が簡単に情報を得られる、得た情報を発信できる」からです。
以前であれば、そういうことはできませんでしたから。
これを図で表すと以下のようになります。
お客さんの数は多いですから、その中にはハラスメント行為をされて嫌な思いをした被害者もまた多いでしょう。
そのような被害者または被害者の家族がこのことを知ったら、どうするか?
「気分が悪いから、そこの会社の商品は買わない」
ということが、容易に想像できます。
余程のことがない限りそうなります。
(余程のこととは「他社の商品で代替ができない」場合です。
例えば「非常にニッチな商品だから、この会社のものしかない」とか「あり得ないほど値段が安い割にあり得ないほど性能が良い」とか)
ただでさえ物を売るのが難しい時代に、こんな情報が拡散されたらどうなることか。
というわけで、これはセクハラやパワハラなどのハラスメント行為だけの話ではありません。
性差別や人種差別などの差別的な行為も該当します。
もはや人権問題だけに留まらないことなんですよね。
つまり「被害者が気の毒だ」だけの話ではありません。
今や「被害者が気の毒なのは当たり前」であり、それどころか「多大な損失に繋がる」問題となっているのからこそ、さらに気を付けなければならないものです。
今回の香川照之氏の件は、本当に残念な気持ちになりました。
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