人生いろいろ。インフレもいろいろ?

 

こんにちは。本木 ななです。
私とろくがお世話になっております。

ふと思い出したことがあります。

多分二年ぐらい前だったと思うのですが、母とケンカになったことがありました。

ケンカの原因ですが、一言で言えば「私と母はそれぞれ違うインフレの記憶を思い出していた(が、お互いそのことに気付いていなかった)」というものです。

今の時代のデフレは現実の話ですが、バブル崩壊前までは学問上の話でした。

(何だか懐かしいですね。今となってはあの時のインフレの方が、むしろ机上の学問のような気がしています)

そして今、デフレが当たり前になって働いてお金を稼ぐのが大変な時代になり、中には飢えによって亡くなる方もいます。

その原因は「世の中には腐るほどたくさんの食べ物があるのに、お金がなくて買えない(から、食べることができない)」というものです。

ちなみにケンカになった時の話題は別のことでしたが、何の話だったのかは思い出せません。

その時に母がお金をバカにするような発言をして、それで私が激怒したことでケンカになりました。

何故私が母の言動に腹を立てたのか?

それは「母は比較的裕福な方で今までお金に不自由をしたことがない。だからお金をバカにできるのだ」と考えたからです。

母の職業は教員で、定年まで勤めました。

さらに元々そんなにお金を使う方ではありませんし、そもそも田舎なのでそんなにお金を使えるところもありません。

そこで私は「お金がないと生きられない、だから大切にするのは当然の話。母はお金に困ったことがないからそんなことが言えるのだ」という旨の反論をしました。

そしてこの後に母が反論したのですが……正直、驚きました。

母の反論は「何を言う。私は幼い頃、食べるのに困って本当に辛いと思ったことがある。お前こそ日本に余裕が出来てから生まれたから、そんな経験がないだろうが!」というものだったのです。

というわけで、母は「自分が幼い頃は戦後の貧しい時代で食べるのに困ったことがあった。その時はお金なんか何の役にも立たなかった」と言いたかったのです。

戦後はお金に対する「信用」がなくなり、その価値も著しく減少します(戦争に負けてしまいましたので)。

しかし食糧を筆頭に物の方は圧倒的に足りないので、物の価値の方は上がることになります。

その当時母が住んでいた家の周辺も田舎だったので、都会に比べて食糧を得るのは容易かったのですが、最も手に入りやすいのはさつま芋でした。

ですが……何と、当時の母はさつま芋が大嫌いだったのでした。

しかも、さつま芋が大嫌いなのは家族の中で母だけだったそうです。

それ故に、毎日毎日食卓にさつま芋が並ぶのはまるで地獄のような日々だったと。

「そんな私の気持ちなんて、あんたにはわからんやろ!(怒)」

……いや、知らんがな。

つまり食べること自体はできたのでその点は恵まれていたのですが、それが自分の大嫌いなものだったので「食べる(こと自体は困っていないけど、嫌いな物をムリヤリ食べなくてはならない)のに困った」という話でした(何やそれ!)。

教科書の「インフレ」と「デフレ」の意味で言えば、インフレは「物の価値がお金よりも上がって、物の値段がどんどん高くなる」ことであり、デフレは「物の価値がお金よりも下がって、物の値段がどんどん安くなる」です。

デフレの方は私と母とで現在の同じものを思い浮かべていました。

しかしインフレの方は違っていまして、私はバブル時のインフレを、母は戦後のインフレを思い浮かべていたのです。

ところが私の方はと言えば、てっきり母もバブル時のインフレを思い浮かべているものだと思い込んでいたわけですよ。

私の知っている代表的なインフレと言えば、バブルのものです。

激しいインフレだったし、かつ大規模なものでは今から最も近いものでもありますし。

ところが母が思い出したのは「大嫌いだったさつま芋を毎日食べさせられた」という、忘れられない思い出のある戦後のインフレだったのです。

そこで私は思い出したことがもう一つありました。

先週ツイッターで「お金の若者離れ」の投稿⇒反論⇒炎上ということがありました

2018/05/15の記事です。

結果としては「高須クリニックの高須克弥院長のツイッターが炎上した」という話でしたが、その時の高須先生のツイートに以下のような文言がありました。

「20才から老後のことを考えて貯金なんかするのは愚かだよ」

これって、高須先生も私の母と同じように「戦後のインフレ」を思い浮かべておられたのかなと。

お金を軽んじているつもりはなくて、お金よりも大事なものがあるじゃないかと。

お金よりも大切なものとは何ぞや?

高須先生は以下のようなことも仰っておられます。

「自分への投資は裏切らない」

お金よりも「自分への投資」の方が価値があるということです。

高須先生のような大金持ちの方が「お金なんて」という言い方をすると、若い人になればなるほど私が母に抱いたような気持ちになったのかもしれないですね。

何と言っても若い人って物心ついた時からデフレでしたから、仕方ないのかもしれないのですが。

……でも、これってやばくないですか?

 

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