ブランド力とは何か? 何故、欧州のブランド力は強いのか?

 

こんにちは。本木 ななです。
私とろくがお世話になっております。

近年はEUがゴタゴタしておりまして、欧州の勢いが衰えているように見えます。

実際の話、その間にアメリカや中国の勢いが増しておりますので、相対的に見ればやはりかつての勢いはなくなっていると言わざると得ないでしょう。

しかしその欧州にも強いところがありまして、それが高級品です。

高級品と一口に言っても私でもちょっとがんばれば何とかなりそうなところから、超高級過ぎてどうにもならないところまで色々ありますが。

その高級品の中の超高級品で、欧州は強いんですよねー。

ここで宝飾品を例に挙げてみます。

宝飾品の分野で超高級品と言えば「世界五大ジュエラー」と「グランサンク(パリ五大宝飾店)」ですが、このいずれもに名を連ねているのは「ヴァンクリーフ&アーペル」というフランスの会社だけです。

グランサンクはパリの5大宝飾店ですから全部フランスなのは当然ですが、世界五大ジュエラーでは先ほどの「ヴァンクリーフ&アーペル」ともう一つ「カルティエ」が数えられています。

ちなみに他の国はアメリカが二つにイタリア一つです。

というわけで、今回はフランスを取り上げてみました。ここまで長っ。

20年以上前のとある関西ローカルのテレビ番組で、以下のようなことがありました。

お金持ちと結婚したいという独身の若い女性がおりまして、その理由は「自分は趣味でピアノを弾いていて、それを子供にもさせたい。そうなると多額のお金が必要だから」と言っていました。

周りの人から「そんなことは自分の稼いだ金でやれ!」と非難されていたのですが、ゲストのフランソワーズ・モレシャンさんだけが彼女の擁護をしました。

「音楽もそうだけど、文化とはたくさんのお金が必要なものです。良いものだからお金がかかって当然です。彼女の気持ちはわかる」

その場は一瞬だけシーンとなりました。

恐らくですが、そんな考えがあるとは意外だったからではないでしょうか。

私にも意外でした。だから覚えているのでしょうけど。

それからしばらく時間が経ちまして、1999年頃にイブ・サンローランがグッチに買収されるという出来事がありました。

トム・フォード氏は低迷するグッチを立て直したことで有名ですが、そのトム・フォード氏がイブ・サンローランのデザイナーに就任することになりました。

が、プレタポルテ(既製服)はさておきオートクチュール(注文服)ではアメリカ人であるトム・フォード氏に対する反発が根強い(という説があった)ため、オートクチュールは引き続きイブ・サンローラン氏ご自身でデザインを継続することになりました。

ここまでで書きたかったことですが。

フランス人は「文化は良いものだからお金がかかって当たり前」だと考えています。

そして自らの文化に誇りを持っています。

アメリカが欧州にバカにされる(こともある)理由の一つに、歴史が浅いことが挙げられるそうです。

率直に申し上げて他国をバカにするのはどうかと思うのですが、それぐらい自国の文化に皆が誇りを持っているということなんですよね。

このフランス国民の一人一人がそれぞれに持っている歴史や文化などの誇りが、フランスのブランド力を後押ししているわけです。

お金がかかって当たり前、何故ならそれだけの価値のある良いものだから。

何故こんなに高いのかと言われても、フランス人なら正面切って反論できます。

高過ぎるから価格を下げろと言われたところで、下げることはまずありません。

内心では「価値のわかる人にだけ売ってやる」ぐらいにしか思われていません。

さて、我々日本人はどうでしょうか?

※記事を書く際にウィキペディアを参考にさせて頂きました

 

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ありがとうございました。
これからも頑張りますのでよろしくお願い致します。

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