PBRは当てにならない? なら何を見るべき?

 

こんにちは。本木 ななです。
私とろくがお世話になっております。

昔、どこで読んだのかを完全に忘れてしまってソースがなくて恐縮ですが「外国人の投資家はPBRよりもROEを重視する」という記事を拝読したことがありました。

この記事は見つからなかったのですが、代わりに以下の記事を拝読することができました。

邦銀株が「史上最安値更新」は買いか、逃げか?…その意外な答え』(2019/2/16「現代ビジネス」の記事です)

この記事によりますと、この時のPBRのランキングでは地銀のオンパレードだったわけです。

(今現在で他のランキングでちょこっと調べてみても地銀が並んでいました)

失礼ながら「地銀はもうダメでは?」という雰囲気ではありますよね。

何せ、地銀で褒められまくっていたスルガ銀行があんなことになりましたから。

「そもそも地銀の存在理由て何やねん」というところまで来てしまっている感じ?

なら、外国人が日本人よりも重視しているROEなら良いのか、という話ですが。

このROEが良いと概ね「資金の回転率が良くて商売上手」だということになりますよね。

とは言え、自己資本が小さいためにROEが良くなることもあるのでその場合は違うという話ですけど。

そう言えば、DMMの亀山敬司会長が以前何かのインタビューで「こういう指標には企業が持っているデータが載せられない」ということを仰っていたことがありました。

例えば小売業なら顧客のデータをたくさん持っている方が有利だから、各社競って顧客を囲い込んでデータをもらおうと必死なわけです。

そういうデータみたいな、言うたら最近のものでしかも計るのが難しいものっていうのは、こういう指標には載せることができないわけです。

そもそもデータをいっぱい持っていても、それを分析して使うのが下手だったら意味もないわけですし。

それとあと、その業種特有の話が別にありますよね。

例えばIT業界だと「ドッグイヤー」と言われるぐらい時間の流れが速いわけですけど、それ故に時間がお金よりも貴重になって、赤字ぐるぐる巻きのまま突っ走ることが珍しくないわけです。

このIT企業の例を挙げると、有名なのはやっぱりアメリカのアマゾン社でしょうね。

ネットでお買い物の代名詞と言えば泣く子も黙るアマゾンですが(ちとオオゲサだけど)、上場してからもかなりの期間を赤字で事業を拡大していました。

(参考『毎年赤字発表のアマゾン(Amazon) ジェフ・ベゾスの経営手腕にせまる』ZUU online 内の記事です)

これは何故かと言いますと、他社に追随される前にできるだけ早く海外で展開したかったからなのです。

そう言えば、日本でも借金が多いと言われて叩かれていたソフトバンクという会社がありましたが。

確かに一時期はさすがに借金が多過ぎるとは思いましたけど、借金がそこそこあること自体はIT企業ならそんなに珍しい話ではありません。

何故なら時間の流れが他業種より早く、そのために優秀な人材を多く雇っていち早くより良い商品を出さなければならないからです。

そんな優秀な技術者はなかなかいないですから、当然ながら人件費は高くなりがちです。

またそのための設備投資も大変でしょう、そういう開発環境が変わるサイクルも速いでしょうし、それが古いシステムで使いにくいと思われたら優秀な人に他社に逃げられるかもしれませんので。

昔、ITバブルというものが起こりましたが、初期の段階でこれらの会社に投資をした人はこういうことも含めてわかった上で投資していた人も多いかと思います。

かなり高くなった後に何も考えずに「儲かる」と思って参加した人は損していると思いますけど。

ということで、結論は「指標は知っていて当たり前だけど目安の一つ」ぐらいでしょうか。

指標に頼り過ぎるのも良くないですし、とは言え全然見ないのもどうかと思います。

……という、ならわざわざ書かなくても的なオチになってしまった。笑。

 

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