どこかで誰かが見ていてくれて・・・・・・て言う上の世代の人を見ると悲しい
こんにちは。本木 ななです。
私とろくがお世話になっております。
タイトルですが、私の母もそう言って私を育ててくれました。
芸能人の方でそう仰っているのを聞いたこともあります。
はっきり言ってこの記事では褒めていませんので、名前を出すのはどうかとも思ったのですが、出します。
例えば、ガッツ石松さんがドラマ「おしん」で橋田壽賀子先生に大抜擢された話とか。
あれでガッツさんは「愚直にずっと一所懸命やっていれば、それを見ていてくれた人がいた」と仰っておられました。
例えば、関西が拠点のタレント妹尾和夫さんが同じく関西拠点の歌手ウインズ平阪さんの歌に作詞した曲「全力投球」では「きっと誰かが見てるはず」という歌詞が何度も出てきます。
こういうエピソードとか歌詞とかは微笑ましいと思いますし、ガッツ石松さんも妹尾和夫さんもウインズ平阪さんも主な顧客層は昭和生まれの世代ですから、それはそれでまぁ良いと思うのですが。
でも、私は言いたいのです。
- 今はもう、そんな甘い時代ではない
ということを。
そして若い世代の皆さんには、
- こういうことを間に受けないで欲しい
ということを。
ひどい、と思われます?
でも、現実ですよ?
だって、いつかどこかで誰かが見ていてくれて・・・・・・とか言うて、ブラックな企業で一所懸命働いても過労死するだけですよ?
(そうなったら「悲しい」ぐらいじゃ済まんじゃないですか)
今は皆、自分自身のことで精一杯なんですよね。
他の人のことを見ている余裕なんてまずありません。
会社によっては、自分の部下が出世したらそんな人物を育てたということで、管理者の方もきちんと評価してくれるような人事制度がある会社もあります。
そして人によっては、どういう状況であっても部下をきちんと評価できるという素晴らしい人もいるとは思います。
ただしそういう場合は、今や例外的なこととなってしまったのではないでしょうか?
今は「目上の人の引き立て」は「ない」のが当たり前。
万が一何かしてもらった場合は、もう全力で感謝して欲しいと思います。例外で特別良い人であるその人に。
くどいようですが、かつてのように見ていてくれるのが当たり前の時代ではないですから。今は。
と、いろいろ名指しで書いてしまいましたが。
一つだけ言っておきたいのは、ここに名前を挙げたガッツ石松さんも妹尾和夫さんもウインズ平阪さんも全員、非常に良い人なんですよね。
何故なら、この人達は全員
- 自分なら、見ていて引き上げてあげる
という考えを持っていて、しかもそれが当たり前だと思っているからこそ、こういうことが言えるのです。
かつてはこの考えは当然だったし、引き続き今でもご自身はそう思っていらっしゃると。
そして皆もそう思っていると考えているわけです。
残念ながら、今の世の中はそんな良い人ばっかりではありません。
もちろん良い人もいるけど、全員がそうではないですからね。
『貧すれば鈍する』なんですよ今って。悲しい時代ですけど。
世の中のことを判断する基準とは、最後は自分自身に帰結します。
自分はこう思う、今まで皆もそう言っていた、しかし次世代の人には当てはまらない可能性があること。
親が言う、先生が言う、世間の人が言う、しかし自分の世代には当てはまらない可能性もあること。
その可能性があるということを、私は書いておきたかったのです。
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ありがとうございました。
これからも頑張りますのでよろしくお願い致します。
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