こんにちは。本木　ななです。
私とろくがお世話になっております。

今回の話は、2016/01/15『【体験談】銀行口座は、まとめた方がいいのか？【夫婦2人の世帯】』というろくの記事の追記です。追記というか、より詳細な内容と私(なな)の視点が入ります。

ろくの記事より

「結婚した当初は、お金の管理はななに任せていたのですが、ななは数字の管理が苦手でした。2人の内、ろくの方が数字の管理は向いているという事になり、自然な流れでろくがお金の管理をすることになります」

と、書かれておりますが、ここら辺はこの通りでした。

さらに、別のところで書きましたが、住宅ローンを抱えることにもなりました。

この後で口座を一つにまとめることになるのも、その通りなのですが。

ここで“私が何故、抵抗せずにすんなりそれに応じたのか？”の理由が抜けています。
だってこれは“自分の自由になるお金ではなくなる”ってことですよ？

嫌ですよね？
普通は。

……私も嫌でしたが(笑)。

しかし、そんなことは言ってられませんでした。
何故ならその当時、私たちは一匹の犬を飼っていたからです。

私のツイッターのアカウントにも使っています。名前はププ。

飼い始めた当初は正社員でそこそこの給料をもらっていたろくでしたが、まずはこの会社の業績が悪くなり、その後転職に転職を重ねているうちに、給料がどんどんどんどん落ちていきました。

ついでに言えば、住宅ローンを組んでお家を買ったのも、ろくが最初の会社に勤めていた時の話です。
この時のろくは今にして思えば、年齢の割にはお給料をもらってた方でした。

（さらについでに言えば、この時はまだ山一証券も北海道拓殖銀行も存在していました。あー、あと長銀とか日債銀とか、まだありましたねあの時は。

それらが全部、潰れてなくなるなんて、思ってもみませんでした）

その後、転職に転職を重ねていたろくがついに無職になり、その後にコンビニでアルバイトを始めた辺りで、私は知人に“離婚しないのか？”と聞かれました。何回か。

しかし、そんな気は起こりませんでした。

むしろ、何とかこの状況をどうにかしなければ……と思いました。

犬が居てろくが居て、楽しかったですもん。この生活を維持したかったのです。て、犬が先かい！(笑)

これよりも少し前ぐらいに、口座を一つにまとめて私は小遣い制になりました。

そしてもう一つ、ろくは書いていませんでしたが、この辺で私はパートからフルタイムに切り替えています。派遣ですけど。

それでできるだけ働いて、繰り上げ返済に協力しました。

率直に申し上げて、厳しかったです。私にとっては。

お小遣いは月一万円だったのですが、私はダメダメ主婦なのでお弁当を作りたくありませんでした。

で、お昼代で全部お金を遣い果たしてしまって、もう何にも買えません。

飲み会は必要経費ということで、ろくに申告してもらっていましたが。

しかしそれも、

• 繰り上げ返済
• 犬と一緒の生活を維持

という目標があったからこそ、がんばれたのです。

ところが。
ローンの返済が終わります。喜ばしいことですが。ここでフルタイムからパート勤務に戻ります。

そしてその後。
犬が亡くなりました。13年でしたのでほぼ寿命ですけどね。

つまりこの時点で、私は働く目標を失ってしまいました。
モチベーションがダダ下がりです。ろくの給料も真っ青の下がり方でした。

そこで、口座を再び分けることに。
私が稼いだお金は全部、私の口座に入ります。

ただし、口座の中身については毎月一回以上ろくのチェックが入りますけど。
それでも自分の名義ですから、素直に嬉しいです。

そうそう、それともう一つ。
私が稼いだお金は私のお金で、家のお金は全部ろくの口座からといえば、私はろくに“どんだけ甘やかされてるねん”て思うでしょ？

ところがどっこい。
ろくはそんな甘い男ではありません。自分には激しく甘いですが。あと爪も甘いかな？

何故かと言えば、その代りに家の名義は全部ろくのものになっているからなのです。

繰り上げ返済には私も全面的に協力しましたが、私の名義は全く入っていません。

つまり、離婚時には私はこの家を出ていくだけで良いのです。自分の通帳持って。そっちの方が楽でエエなぁー。

（離婚した場合、法律上は結婚してからの財産を合計してから2で割ることになっています。ですが実際にそうなったら、長期間いがみ合うよりもさっさと縁を切りたいと思う気持ちの方が強いと思うんですよね。となると家という財産がない代りに、自分の口座にお金がある方がはるかに身軽で嬉しいな、と）

……犬が居なかったら、離婚していたかも(ぼそっ)。

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ありがとうございました。
これからもがんばります。