ろくがなんとあのピケティ先生にケンカを売っていたようです(本人自覚なし)
こんにちは。本木 ななです。
私とろくがお世話になっております。
前回の記事の最後にろくの書いた『誰でも簡単に資本家になれる!! もちろん面接なんてありません』にリンクを貼りましたけれども。
この記事はろくの自信作であったようですが、公開直後にはあんまり反響はありませんでした。
・・・・・・今でもそんなに閲覧されていませんけど。
ですが、私の目から見ても結構良いことを書いていたと思うんですよー。
この記事を噛み砕いていくとですね、なんと話はマルクスの『資本論』にまで及ぶ上になかなか良いツボを突いているんですよこれが。
そこら辺のことを中心に、ここでちょっとだけフォローさせて頂こうと思います。
では本題に入ります。
上記の“マルクスの資本論にまで及ぶところ”とは、以下の辺りです。
- r>g
「r」とは資本収益率であり、資本から生み出される収益の率です。
・・・・・・って、そのままですね。
資本と言えばお金を想像する人が多いかと思うのですが、実はお金だけではありません。
例えば運送会社で言えば大型トラックとか、その事業を行うために必要な物を指します・・・・・・けど、ぶっちゃけお金で買えば何でも揃いますんでもうお金でいいじゃんて話になりますけど。
(だから「サラリーマンは体が資本だ」とか言われているんですねぇー)
つまり「r」とは、その資本を用いて生み出される利益のことを指します。
そして「g」とは経済成長率であり、正確に言えば「人口増加率+労働生産性上昇率」となります。
我が国を含めた先進国の場合ですと出生率が低下していますので、ここでは「労働生産性上昇率」を指すと考えて良いでしょう。
となると「g」とは「労働生産性上昇率」になりまして、これをわかりやすく言えば「労働で得られる所得の上昇率」となります。
というわけで「r>g」とは以下のことを表わしています。
- 資本を用いて得られる利益は、労働で得られる利益よりも大きい
そしてさらに言えば、この状態のまま時が経てば経つほど両者の格差が広がっていく、ということになります。
(この“資本を用いて得られる利益”ですが、直接事業をして得られるものだけではありません。
先ほどの運送会社の例で言えば、運送会社を経営している人だけではなくて、その会社の株を持っている人も含まれます。
この場合はその運送会社に投資をしている人ということになります)
で、この「r>g」ですが、元々はマルクスの『資本論』で発表されたことでした。
これによりマルクスが社会主義を提唱することに繋がっていきますが、それだと労働者の勤労意欲が減退してしまってこれはちょっと・・・・・・ということになります。
そして時代が流れて2013年、ピケティが『21世紀の資本』で上記「r>g」を長年のデータによって証明しました。
またピケティはそれに合わせて、結果として起こる格差拡大の解消方法として『富裕層への課税』を挙げています。
つまりこういうことです。
政府が富裕層から税金を取って、労働者(の中でもより低所得者へ多く)にお金を配るという方法です。
こうすると資本家と労働者の格差が小さくなりますよね。
しかしこの方法だと、それを嫌だと思った富裕層の中から違う国へ逃げ出す人が出てくるのではないかと私は思うのです。
そしたら税収が減ってしまって国全体が困ったことになりませんか?
というわけで、ここでろくの提唱する『労働者兼資本家』の登場です。
ばばぁーん!!!
・・・・・・って、誰がばばぁやねーん。
ちなみにろくは『資本家兼労働者』も提唱しています。
これは『労働者兼資本家』を続けているうちに、投資金額が大きくなってそこから得られるリターンが労働収入を上回った状態を言います。
資本家でありながら労働もやってますって感じで、資本家が主で労働は副業である状態です。
もちろんこの状態は投資で得られる利益が大きくなってウハウハ(死語)・・・・・・とは限らず、逆に諸事情により労働収入が減ってしまったことで引き起こされる場合もありますけどね。
ただしこの場合でも、投資しておいて良かったことには変わらないのではないでしょうか。
いやぁー、なかなかやるねー。ろく。
って、ここまで書いてから気付いたのですが、実は既にこの話を書かれている方がおられました。
マネーの達人の以下の記事です。
『「R>G」(byピケティ)に一般生活者はこう対応すべきです!』
私のようなパートのおばちゃんだけでなくてファイナンシャルプランナーの先生もこう仰ってますよー?
これはもう、長期投資するしかないでしょう!
・・・・・・多分(←ちょっと弱気)。
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ありがとうございました。
これからも頑張りますのでよろしくお願い致します。
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