こんにちは。本木　ななです。
私とろくがお世話になっております。

（2017/01/16に「なかなか完成できない」と書いたものがついに完成しました。

以下、よろしくお願い致します！）

私には弟がおりまして、以前は地元で食料品の営業のお仕事に就いていました。

その後転職をして、現在はドラッグストアで販売をしています。

ありがたいことに正社員で、かつ一応上場もしているそこそこの規模の会社です。

とはいえ、あんまり給料は良くないようなのですが、そこはドラッグストアという薄利多売の商売ですから致し方ありません。

今回はそんな弟に相談をされた時の話です。

弟「姉ちゃん。最近都会で流行っとる景気のええ話って何かないん？」

私「あー、流行ったわけではないけど、サラリーマンがかなりのお金持ちになる方法なら知っとるよ。

とはいえ、この方法ができる会社や職種なんかは限られるけど、あんたはもろに該当しとるで。おめでとう」

弟「えっ？！ まじで？！ 教えて！」

私「うーん、そんな大した方法ではないけども。

あんた、メガネスーパーって会社にカリスマスーパーラップ店員がおるって話、聞いたことある？」

弟「いや、多分ないと思う」

私「そのカリスマスーパーラップ店員とは、社員の“MCなべちゃん”こと渡辺聡さん。

メガネスーパーの店頭で呼び込みをしていた時、お客さんが誰も立ち止まってくれないことに危機感を抱いてラップを始めたところ、これが大当たりして･･････(中略)･･････という店員さんです」

2010年ぐらいの話で、私が知ったのがおそらく2012年ごろだと思います。ろくからその話を聞きました。

その時には既にお弟子さんがたくさんいらっしゃって、ご本人様が来られることは滅多にないという状態だったそうです。

私「で、そんなに話題になったのなら当然やけど、お客さんもいっぱい来るようになるよね。

となると渡辺さんの評価も上がってお給料やボーナスも増えるよね。

ここまではどの会社も共通するところだと思う。

もちろんどれくらい上がるとかそういうのは会社によって違うだろうけど」

弟「うん。まぁー、そりゃそーだろ」

私「そうそう。で、問題はここから。

メガネスーパーは上場企業です。株を普通に証券会社で買うことができます。

そしてそういう上場企業なら、従業員持株会(社員持株会)というものを設けている会社も多いです。

確か、あんたの会社もあったやろ？」

弟「うん。まぁー、確かに」

私「そこでメガネスーパーの話に戻ります。

渡辺さんのラップの効果もあって、株価も上がりました。

もし仮に渡辺さんが持株会にも入っていたらどうなるか？

ばばばーん！！！ こうなります」

※画像にも書きましたが、Yahoo!ファイナンスの株価チャートを頂きました

弟「なんか、微妙なチャートのような気が･･････」

私「だまらっしゃーい！！！

いや、私もねー“会社の評価も株価も爆上げで超ハッピー”って言いたかったのやけどねー。

これまで何回も“債務超過回避”とか言うて株が一時的に上がってその後下がって“これで何回目やねーん”って感じ？

まぁ、業績が回復せずにそのまま会社がつぶれてしまうこともあるからね。

その昔は山一證券や長銀とか、持株会でさらに痛い思いをした人もいただろうし」

弟「えー？」

私「ま、これは一例やからね。こういうこともあるよってことで。

では、話を元に戻します。

仮にメガネスーパーに社員持株会があって、さらに渡辺さんが限度額いっぱいまで株を持ってて、さらに上昇時にうまいこと売却していたとして」

弟「なんか、前提条件がむちゃくちゃ限られている気が･･････」

私「だまらっしゃーい！！！

とにかくそういう場合なら、お給料やボーナスもウハウハの上に、株が上がった売却益でウハウハという、まさにウハウハ三昧になるっちゅーことや。

そしてさらに言えば、あんたの会社はメガネスーパーよりは儲かっているし、持株会もある。

つまり、メガネスーパーの話は例です。単なる例に過ぎません。

大事なのはそこから学べることは学んで消化吸収して、自分のものにすることやないの！」

弟「学べることは学んで消化吸収して、自分のものに？」

私「そう。そして自分のものにしたら、行動する！」

弟「行動する？」

私「そう。そして今や行動あるのみ。

行け！

我が弟よ！！

カリスマラップドラッグ販売員となるのじゃー！！！」

弟「･･････」

私「ん、どしたん？」

弟「･･････姉ちゃん。それ、まじで言うとるん？」

私「もちろん」

弟「あのなぁー姉ちゃん。その人は確かにすごいと思うよ。

だからと言うて、俺がそれそのまんまできると思う？

メガネは言うてもファッションアイテムの一つやん。医薬品とは違う。

せやから、メガネスーパーの店頭で

「YO! YO! メガネがYO! オシャレなオシャレなメガネがYO!

本日一律、TWO割りDOWN!

見逃し禁止! 近視も禁止!

近視のメガネもTWO割りDOWN!」

とか呼び込みするのは、それはカッコええけどなぁー」

私「“TWO割りDOWN!”てもしかして2割引のこと？

しかも“近視も禁止!”て、なかなかうまいやんか。

いやー即興でやってそこまでできるとは大したもんや」

弟「え？ 俺って結構才能あるかなぁー？ まいったなぁー･･････って、違うっちゅーねん！

せやから、メガネはファッションアイテムやからそんでええねん。

俺が売っとるのは医薬品とか医薬部外品とか化粧品とかそういうの！

せやから

「YO! YO! 便秘(または下痢)にはYO! こちらの○○が効くんだYO!

YO! YO! （詳細な症状の描写など、以下自粛）」

とか、

「YO! YO! 水虫にはYO! こちらの××が効くんだYO!

YO! YO! （詳細な症状の描写など、以下自粛）」

とか。
リズミカルな大声でそんな病気や症状連呼したら苦情来まくりやっちゅーねん！

“カリスマラップドラッグ販売員”どころか、クビになって“仮住まいシャラップバラック居住民”になってしまいそうやないか！」

私「･･････お前、もしかして天才？」

弟「だまらっしゃーい！！！

要らん才能よりも金が欲しいんやって。

っちゅーか、姉ちゃんに相談した俺がアホやったわ！」

そして弟は去って行った。

弟よ。

そもそも誰かに聞いてどないかしようというその姿勢こそ、間違いではないのか？

都会に住んでいるから？

姉だから？

何を甘いことを。

何故に自らを頼りとしないのか。

今回それがよーくわかったことと思う。

このことを糧として、弟よ。

行け！ 羽ばたけ！！

“カリスマラップドラッグ販売員”として！！！

弟「せやから、やらん言うとるやろ！」

ああ、まだおったんかーい。

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ありがとうございました。
これからも頑張りますのでよろしくお願い致します。