これからしばらくは新興国が発展します。その理由は?
こんにちは。本木 ななです。
私とろくがお世話になっております。
今回は以下の記事で出てきた話の詳細です。
『前編)独身で非正規雇用でも資産2000万円ぐらいならイケます。ななおすすめの方法』
『後編)独身で非正規雇用でも資産2000万円ぐらいならイケます。ななおすすめの方法』
追記としても良いのかもしれませんが、タイトルの「独身で非正規雇用でも資産2000万円」という内容には関係ないかな?
では本題に入ります。
新興国が発展するであろう理由です。
(長文になります。お時間のある方はよろしくお願い致します)
インターネットができてIT革命が起こったことで、従来のテクノロジーが時代遅れになる速さが加速しました。
それらは時代遅れどころか、新しいテクノロジーへの移行の足枷にすらなることもあります。
新興国が発展するであろう理由を一言でまとめますと、先進国はその足枷が多く新興国にはそれがないから、ということになります。
わかりやすい例を一つ挙げるとするならば、電話。
かつては日本だけでなくどこの国でも、電話事業は国営でおこなっていました。
国中のあらゆるところに電話線を引き込むのは、多くのお金が必要な大変な事業だったからです。
そのために発展途上国の中には電話線を引くことができたのは都市部だけ、というところもありました。
ところがインターネットの登場により、パケット通信をはじめ新しい通信のテクノロジーが続々と出てきました。
今は従来の電話線を使わないで、携帯電話やスマートフォンで通信することができます。
しかも音声のみならず、精密な画像や動画のようなデータの大きいものまで送受信可能です。
というわけで発展途上国では、携帯電話やスマートフォンから電話が始まったという人がたくさんいました。
固定電話がなかった人々にとっては、待望の電話がやっとできるというわけです。
電話を欲しがる人が多いので、端末を大量に安く造ることができます。
電話線をわざわざ通さなくても、基地局を造るだけで良いのです。
となりますと従来の固定電話より安く導入できますので、あっという間に広がります。
ところが従来の固定電話が既にあった私たちはそうではありません。
今まで固定の電話があって当たり前の私たちは、携帯電話が登場した時には躊躇しました。
「携帯電話ができたけど、固定の電話があるからなぁー」
「固定の電話をやめて携帯電話っていうのもちょっとなぁー」
(最近はそういう人は珍しくありませんが、以前は「固定電話がない人はその分信用がない」とか言われて避けられていました)
しかしそれだけではありません。
従来の固定電話の加入権を多数購入し、レンタル電話の事業をされている業者さんもいました。
従来のテクノロジーでビジネスを行っているのですから、新しいテクノロジーが導入されると困る立場の方です。
そして固定電話の加入権を販売したのは、かつて国営で電話線を引いた事業者だった電電公社です。
その電電公社が民営化してNTTになり、引き続いて固定電話の加入権を販売していました。
そのNTTは後に携帯電話事業も開始しました。
NTTはもちろん携帯電話事業も拡大したいでしょうが、かと言って従来の固定電話を蔑ろにすることもできません。
固定電話の加入権を多数買ってくれているレンタル電話の業者さんは、大口のお客様でもあります。
また、お金の発生するビジネスのみならず使用中の固定電話の回線や機器等の維持管理など、そちらにも人員や経費を割く必要があります。
それらが足枷となり、新しいテクノロジーの普及や発展の阻害要因にもなりました。
というわけで結論です。
発展途上国の中でも発展の著しい新興国は、先進国よりも従来のテクノロジーが発展してい「ない」ことが追い風となっています。
- 先進国は「ある」が、新興国には「ない」
これが私の考える新興国が発展する理由となります。
そう言えば、以前にも「ない」ことが追い風である場合について書いていました。
2017/08/27『優秀さが仇となり、美点必ずしも美点たりえず・・・・・・ということもあるようです』
上記リンク先では、中国で電子マネー「アリペイ」が普及していることについて触れています。
何故「アリペイ」が中国でこれほどまでに普及しているのかと言いますと、中国人にとって自国の通貨である「人民元」は「アリペイ」よりも信用が「ない」からなのです。
それに対して日本の「円」は優秀な通貨故に国民の信用が多く「ある」ため、電子決済がなかなか普及しないということに繋がっています。
さて、タイトルには「これからしばらくは新興国が発展」と書きました。
私は「しばらく」と書きました。「しばらく」と。
正直な話、我が国の置かれた状況はちょっとしんどいなーとは思うのですが。
きっとここから何とかなる、というか「何とかする」「何とかできる」はずだと私は考えています。
だから新興国が発展するのは「しばらく」の間である、そう思いたいのです。
とはいえ、その「しばらく」の間は新興国が発展するのはおそらく間違いないだろうとは思うので、新興国の株や債券に多めに投資することにしました。
裏切り者よのぅー。
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ありがとうございました。
これからも頑張りますのでよろしくお願い致します。
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