後編)分散化というかWeb2.0&ロングテールは副業解禁の遠因だったのかも?

 

こんにちは。本木 ななです。
私とろくがお世話になっております。

前編に引き続いて後編です。

前回は書店を例に挙げて説明しました。

この話は書店だけに限りませんので、今回は別の例を挙げようと思います。

何にするかいろいろ考えたのですが、テレビ局の場合にしてみようかなと。

昔のテレビ局は地上波のみで、テレビと言えば民放各局かNHKしかありませんでした。

長らく寡占の状態でしたが、世の中が進歩していくと衛星放送とかケーブルテレビなどが出てきました。

その後にインターネットが発達して音声や動画が送れるほど通信速度が上がりますと、Youtubeやニコニコ動画などが出てきました。

そこからユーチューバーと呼ばれる芸能人顔負けの人気を集める投稿者が出てきまして、今現在はユーチューバーの芸能事務所まであるらしいですね。

そのユーチューバーですが、専業で仕事にできるほど人気のある人ではなくとも、副業でされているという人もいると思います。

実際に稼げるかどうかは別として、ユーチューバーとして副業を始めるまでだったらかなり簡単になりました(いや、稼げるかどうかが一番の問題ですけども)。

えーと、世の中えらいことになりました。

私個人的には

「その人それぞれの好みに近い人を容易に見つけて視聴ができる上に、どんなに人気を誇ったタレントさんでも事務所の機嫌を損ねて退社するとたちまち干されてしまうという状況がなくなって他に活躍の場ができた」

というのは本当に良いことだと思っています。

というわけで、例に挙げるのは申し訳ないかもしれませんが、かつて地上波で無敵の視聴率を誇ったフジテレビ。

過去の成功体験に囚われて今現在のこの状況についていけず、テレビ東京にも及ばないという話もあります。

視聴率が取れなくなってしばらくは、関連会社や製作会社などの予算を削減することで凌いでいたようですが。

このままの状況が続くと、本体の正社員に対しても大幅なリストラ等がされるということになるかもしれません。

その一方で、先ほど挙げたユーチューバーのように副業で稼げるようになった一般人が出てきています。

ただしこの状態はテレビ局だけの話ではありません。

他の業界でも、後ろの8割のお客さんがそれぞれに自分の好みにより近い業者さんを見つけて離脱するという状況が起っています。

例えば、同じ映像の世界で言えば、えーとそのー・・・・・・AV業界とか。

この場合、ちょっとマニアックな人になればなるほど自らの好みに近い作品や女性を見つけた日には、王道の若くてキレイな女性の作品に戻るということはないでしょう。

前回の書店もそうですが、最終的なお客さんが一般人の場合にはこういった例のようなことがそこかしこで起こっておりまして、かつて大企業の正社員になればそれだけでそこそこ稼いでいけたという時代が終わりを告げています。

(逆にこれが起こらない場合とは製造業のBtoBなどが考えられます。特殊な機能があるとか性能が非常に良いとか価格が非常に安いとか、そういう「どうしてもこの会社のこの製品でなくてはならない」という理由があれば、別の商品に逃げられるということがなくなります)

こういうことが起る前からインターネットができたことにより業務の合理化ができて人が以前ほど要らなくなり、非正規雇用が増えるなどして労働で得られる賃金は下がり続けていました。

Excite(エキサイト)にも以下のようなニュースが出ています。

【東京都】世帯年収500万円未満が半数以上 平成に入って最多、単身者世帯も初めて3割超える

日本を代表するような名立たる大企業の本社が集まり、稼げる人の多い東京都ですらこの状態です。

副業を解禁するようになったのは当然の話ではないでしょうか。

というわけで副業の理由では、給料が減った分を補うためというものが一つ。

もう一つは若くて柔軟な会社であればあるほど

「社員が副業をすることで何らかのスキルアップに繋がり、それを本業の我が社の業務に生かすことができるかもしれない」

と考えるのではないかとも思いました。

こういう会社の方はまだまだ少ないでしょうけども。

しかし昨今ではダイバーシティ(多様性)という考え方もありますから、この理由もまた時代に合っているものではないかと私は思います。

 

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ありがとうございました。
これからも頑張りますのでよろしくお願い致します。

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