真の情報リテラシーとは何なのか? あの時、気付くことができれば今頃は・・・・・・
こんにちは。本木 ななです。
私とろくがお世話になっております。
もう随分と昔のことですが、私はパソコンのインストラクターをしていました。
二十年ぐらい前に、雨後の筍のように国から補助金をもらったパソコン教室がいっぱいできていましたよね?
あの頃です。あの頃。
とはいえ、私が入るシフトはそのほとんどが補佐であり、メインは基礎の講座のみ(しかもめったにないこと)でした。
で、ですね。その当時。
「情報リテラシー」という名前の講座がありました。
情報リテラシーの意味としては「情報活用能力」とか「情報を使いこなす力」とか、言われることが多いみたいですね。
その情報リテラシーですが、そこで何の授業をするのかと言いますと。
Windowsの基本操作とマイクロソフト社のWordとExcelの使い方です。
確かに使えると便利ですが、事務系のソフトウェアですよ事務系の。
これのどこら辺が情報リテラシーなのでしょうか。
オオゲサにもほどがある、と思っていました。その当時。
情報リテラシーと言えばExcelによるデータマイニングとか、そういうのを教えるべきではないでしょうか?
ま、講師はなかなか見つからないとは思いますけども。
このことについてはお仕事でご一緒した先生のほとんどが、私と同じ「ちょっと大袈裟」という感想を持っておられました。
しかし一人だけ、以下のように仰った先生がおられました。
「Excelでデータマイニングかー。すごいね、本木さん。
私はPCで事務系のソフトを活用して事務処理を早く終わらせて、残った時間で戦略などの大事なことを考えましょうという意味だと思ってたわー。
つまり事務処理を短時間で終わらせて、本木さんの言うデータマイニングでお客さんの分析をして売上を伸ばそうというのが、本来の情報リテラシーの形なんやね」
そうか、それは気が付きませんでした。
事務で拘束されてた時間をITを活用することで開放し、その開放された時間を有効活用する、それが情報リテラシーではないか。
これは勉強になりましたわー。
と、つい最近まで思っていました。
この本に出会うまでは。
で、その本を読んで思い出したことがありまして、それがこの情報リテラシーなどの授業で使用されていたテキストの内容です。
先ほどの先生とお仕事をご一緒した直後ぐらいに、登録していた会社を変えました。
そこでまた同じような授業で同じような内容のテキストを使用しました。
それからいろいろな会社のいろいろなテキストを使うことになったのですが、共通点としては一番前に書かれていたものはインターネットの起源についての話でした。
それが2018/02/15『インターネットは分散化の起源か元祖か、あるいは本家か家元か?』に書いた内容です。
テキストによっては前書きであったり、第一章であったりしましたが。
そしてこの内容について、メインの先生はほぼ100%の確率で
「ここは読み物ですから、各自お時間のある時に読んでおいてくださいね」
と言って割愛していました。私も含めて。
そしてその割愛してできた時間を全部、操作の練習に遣っていたわけです。
限られた時間内で、できるだけ操作方法を確実におぼえて上達させようという話です。
おそらく誠実な先生であればあるほど、そのようにするのではないかと思います。
生徒さんが忘れて操作できなくなって、有料の教室に通うことになったら気の毒ですから。
しかしですね、私は気付きました。
真の情報リテラシーとは、誰もが飛ばしてしまったこの前書き(または第一章)に書かれていたことにあったのではないかと。
インターネットが出現したその後に、ありとあらゆるものが分散化されます。
例えば職業。
本業一本だけで今まで通りの収入を得ていくことが難しくなり、副業解禁へと向かっていきます。
(ここら辺の話にご興味ある方、こちらとこちらもよろしくお願い致します)
つまりこれは、職業が分散化しているということになります。
そして通貨。
発行した国の「信用」の裏付けを持った円やドルなどの通貨の他に、仮想通貨というものが出現しました。
つまりこれは、通貨が分散化しているということになります。
また、仮想通貨に使われているブロックチェーン技術も台帳の分散化とも呼べるような技術です。
あの時、誰もが単なる読み物だと思ったインターネットの起源を読んで、これはものすごい情報だと気付いた人が何人いたのでしょうか?
・・・・・・私も気付きませんでした。全然。
そのことに気付くことができたら、早い段階で仮想通貨を買って億万長者になっていたわけですよ。
これこそがまさしく、真の情報リテラシーと言えるのではないでしょうか?
というわけで、ここで結論ですが。
ものすごくお金になる情報って、実は案外とその辺に転がっているものみたいです。
問題はむしろ、それに出会った我々がそのことに気付くことができるかどうかの方にあります。
・・・・・・って、それが難しいっちゅーねん。泣。
それ故に今現在では、とにかくビッグデータを集めてそれを解析してどうのこうの、てな話になっているのでしょうね。
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ありがとうございました。
これからも頑張りますのでよろしくお願い致します。
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