客の敵は客……になってしまっているから、今の日本は貧乏やねんて
まず最初にお断りをしておきますが、要するに今回も結論を一言で言えば「貧すれば鈍する」で終わります。
ここで何回も書いている、日本が衰退して一般人が貧乏になっているのは「貧すれば鈍する」状態だから、てな話で。
それをお客さんで言えば、タイトルのような話になるわけです。
近年「カスタマーハラスメント」という単語ができていますが、極端に理不尽な客は何故か昔よりも多くなっているような気がします。
これは何故かと言いますと、一つは「働く側にとって非常に厳しい時代になっているから」という理由があります。
実際の話、私のかつての同僚で「自分は仕事でクレームをたくさんこなしている。だから、自分が客側になった時は店の人に厳しい態度をとっている」と公言している人もいました。
正直、私は「自分がされて嫌なことは他人にもやらない派」だったので、心の中で非常に引きまくったのをおぼえています。
が、彼女のような公言はしないけど「知っている人が誰も見ていないところではそういうことをやっている」という人は多いと思うんですよね。
一言で言えば、心の余裕がなくなっているんですよ日本人て。
心の余裕がなくなると考える余裕もなくなって頭にも余裕ができなくなり、最終的にはお金にも余裕がなくなる⇒さらに心に余裕がなくなると考える余裕もなくなって……という負の循環にはまり込んでしまいます。
中には心に余裕がなくとも頭は別で、ちゃんと考えて行動しているという人もいるとは思いますけれども。
ただしそういう人は明らかに少数なので、全体的には皆が貧乏人になっている、というのが私の持論です。
そしてタイトルの「客の敵は客」ですが、これも昔から言われていたことではあるんですよね。
わかりやすい例ですと、金八先生のモデルと言われたとある先生(名前失念)が必ずしも全面的に大絶賛されていたわけではなかったという話があります。
その理由は「素行に問題のある学生を立ち直らせたのは良いことだが、そうでない大多数の学生さんへの教育がその分疎かになったのではないか?」というものでした。
つまりタイトルの「客の敵は客」ですが、一般人のお客さん相手に商売している会社やお店は、目の前でお財布を出している今のお客さんに確実にお金を出してもらいたいものだから、多少きついクレーマーでも何とか対応してお金を出してもらおうとするわけです。
そして従業員として働いている人も仕事を失いたくないですから、何とか対応しようとしています。
しかし、そうではない客の私がそういう場面に居合わせた場合「そんな客は早いとこ出入り禁止にしてくれへんかなぁ」というのが正直な気持ちだったりします。
はっきり言って気分が悪くなりますので、同じ客としてそういうことはやめて欲しいですし、やめてくれないのなら私と同じ客という立場にいないで欲しい、それが正直な気持ちなんですよね。
というわけで、今現在の私は「できるだけ安い店を使わない(可能ならば)」という選択をするようになりました。
やっぱり、そこそこなお値段のお店だとそこそこ懐に余裕のある客しか来ないから、そういうクレームを言う余裕のない客に出会う可能性が少ないですから。
ところが、これがなかなか難しかったりします。
なかなかないんですよね、そんなお店って。
近所にはないから、そこそこ賑やかなところにわざわざ出て行かなければなりません。
そしたらめんどくさいから「もうええかー」て気持ちになって、その結果として「以前よりも消費する金額が落ちている」となってしまっているような気がします。
クレーマーの客とは要するに「今現在、自分という客だけを最大限にもてなせ!」言うてるわけで。
こういう客をあまりにも大事にし過ぎると、「今現在は買っていないが、過去に買っていて(その店が気に入っていて)未来にも買い続ける予定である」というリピーターの客が離れていく可能性があります。
もちろんクレームが真っ当なものである場合の話は別ですけど、あまりに理不尽なクレーマーは排除するのが、そのお店や他のお客さんのためでもあると思うんですよね。
(とはいえ、最終的にはそのお店の戦略にもよると思います。
どんなお客さんにも対応することで差別化を図る、というのもありといえばありだと。
他店お断りになったお客さんのたまり場になって繁盛する、かもしれませんし。
それとあと、先の金八先生の例で一言追記させて頂きますと。
うちの母はかつて高校教師でしたが、そういう「立ち直らせるのが得意な先生」というのは、そういう高校にばっかり赴任することが多かったと言っていました。
その反面、その当時としてはそこそこレベルの高い大学を出て教えるのが得意だった母は、偏差値が平均以上の高校にしか赴任したことはありませんでした。
というわけで、その金八先生のモデルになった先生は「素行の悪くない学生の少ない高校に赴任していたのだろう」という、フォローになるかならんかよくわからん一文で、今回の更新を終わりたいと思います)
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