人生って何? 幸せって何? 父が教えてくれた的外れな言葉
こんにちは。本木 ななです。
私とろくがお世話になっております。
書こうかどうか迷ったのですが。
7月7日は父の命日でした。
そうです。
七夕です。
おぼえやすいのは良いのですが。
何で七夕ですかね? 父らしいと言えばらしいかも。
父と母の仲が悪くなり、その後に私と父との仲も悪くなりました。
晩年は絶縁状態でした。
ふと思い出した父の言葉。
「財産は何より大事なものだ。親の務めとして、お前ら(私と弟)には財産残してやるから期待して待っとけ」
おそらく私が小学校ぐらいの時に聞いていたと思います。
大人になった今。
私はこの言葉は間違っていると思っています。
父は子供に財産を残そうとするあまり、叔母や叔父と争っていました。
口論レベルのものだったようですが、叔父や叔母の悪口を聞かされるのは結構不快なものでした。
そのことを父に言うと
「口答えするんじゃない。お前は子供だから財産がどんなに大事なものかわからないのだ」
と、怒られました。
その時は何も言えなかったのですが。
今なら言えます。
「お父さん、それは間違っている。子供に財産を残しても遣ってしまったら終わりでしょ? そうではなくて、子供が自分の力で財産を築くことができる人になるように教育するのが、親の務めじゃないの?」
実はこれも100%正しいとは思っていません。
正しくは、
『自分の力で幸せになれる』
ような人物に育て上げること、だと私は思います。
財産があれば必ず幸せになるかと言えば、そうではないと思うからです。
ただし、財産(特にお金)は不幸を回避するために有効な手段であることは確かですけどね。
父の弟である叔父は、むしろたくさんのお金があったがために道を誤り、最後は誰にも看取られずたった一人で、狭いアパートの一室で亡くなりました。
父は最後まで、叔父には気の毒なことをしてしまったと言っていたらしいのですが、一時は大金持ちだった叔父が結局は不幸になってしまったことで、何か思うことはあったでしょうか?
父が亡くなった後。
確かに財産は残りました。
が、しかし。
一番大きな財産である不動産(土地と家)は、二束三文になっていました。
というのも、父が取得した時は大きな道路沿いで栄えていたのですが、その後にさらに大きな道路が別のところにできて車や人の流れが変わってしまい、さびれてしまっていたのです。
私は、ふと
「これは因果応報ではないか」
と思ってしまったのですが。
そう思うのは良くないことでしょうか。
お父さん。
子供に財産を残そうとして兄弟で争って、お父さんは幸せだったのですか?
幸せではないけど、我慢していたとか?
私は、幸せではありませんでした。
お父さんから悪口を聞かされるのは、嫌でした。
それを嫌だと言ったら、お父さんに怒られるのも嫌でした。
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ありがとうございました。
これからも頑張りますのでよろしくお願い致します。
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