禍を転じて福と為す? 私は“ない”を“持っていた”(意味不明)
こんにちは。本木 ななです。
私とろくがお世話になっております。
この前、ろくに
「お前は本当に何をやらしてもあかんよなぁー」
と言われてしまいました。
この時は、ろくのあまりの言い方にケンカになってしまいましたが。
でも、事実なんですよこれは。
私は子供の時から非常に要領が悪かったのです。
それは成人してからも続き、家事も仕事もできませんでした。
・・・・・・ただし、何故か勉強はできた方だったんですよね。
(そんなにめちゃ優秀だったわけではありません。せいぜいが「どっちかと言えばできた方」ぐらいで)
そんな現実的な能力が皆無の私ですが。
実は同世代の知り合いと比べて、上手くいっている方だと思います。
世帯年収は平均以上で、子供が居ないのでお金も遣わないですし。
となるとやはり貯蓄金額も、平均以上の数字となっています。
(一世帯当たり平均貯蓄額「1805万円」を参考にしています。統計局ホームページのこのページより)
ま、子供が居ないからっていうのが一番大きいとは思いますが。
しかし、こんなに何もかもできないこの私が、こんな大変な世の中にもかかわらず何とかなっているのは何故なのか?
私が思うのは
- 自らを知る
というのができていたからではないか、と。
孫子の兵法に、
『敵を知り、己を知れば百戦危うからず』
とありますが。
この「己を知れば」ができていたと、自分で思うのですね。
つまり、私は「能力が“ない”」というのを知る「能力を“持っていた”」と。自画自賛ですが。
私は20代前半でろくに望まれて結婚しました。
当時付き合いのあった同世代の友人の中では、一番早かったです。
中には、これからもっと良い男性に出会う可能性があるのでは? との助言をくれた人もいました。
(彼女ならそうだったかもしれません。きれいな人でしたので)
しかし私は、当時付き合っていたろくには“家事は好きではないし得意でもない”と正直に打ち明けていました。
また、ろくは当時の仕事先の上司なので、私が仕事ができないのは痛いほどよくわかっていたと思います。
「家事ができないし仕事もできないというのを納得した上で結婚してくれるアホ男性は、ろくしかいないに違いない」
そう思って結婚しました。
今は良かったと思っています。
・・・・・・今のところは。
ちなみに、私は「ろくも若かったので何も考えていなかったから、こんな愚かな決断をした」と思っていましたが、ろくはろくなりに考えた上での結論だったことが後に判明します。
ろく曰く、
「まだ20代前半と若いから、今からがんばればできるようになる。その時間は十分にある」
と思ったのだとか。
そこで、私は思い付いたことがあります。
30代過ぎて結婚したいのに結婚できないと悩む女性のうち、早くから両親の介護をしなければならなかったなどの事情があった人を除いた場合には、まず
- モテることが裏目に出た
ということがあるのではないかと。
その「モテる」というのは、「若さ」込みの評価だったのにその時は気付かなかったということですね。
昔はあった「若さ」というものを過小評価していた・・・・・・そのことに気付いた時は既に失った後・・・・・・あるいは、まだ気付いていない人も中にはおられるかもしれませんが。
というのも、30代を過ぎてもまだ
「見た目は20代って良く言われます」
って、堂々と仰る方もおられますからね。
いや、見た目だけの問題ではないですから。
本当に20代の人と何が違うのかと言えば、まずは出産という大きな問題がありますし。
もう一つ。
ろくが上記で指摘したような、「若い」ということは「時間がある」という大きなメリットを持っているということなんですよね。
時間があれば、その人の持つ何らかの欠点を克服できるかもしれない。
若い女の子なら多少愚かでも許されるのは、若くてカワイイから……だけではないということです。
そしてさらに、若い時からその男性とお付き合いができる時間があるということは、その時間がそのまま二人の思い出にもなりますし。
その思い出ができる(時間がある)人とできない人では、できる人の方が圧倒的に有利です。
失った「若さ」には、これほど大きな意味があるのです。
まずそのことに気付いていれば、
「見た目は20代って良く言われます(なのに私は何で年収何百万円以上の男性と結婚できないんですかね?)」
みたいな発言は、出てくるはずがないと思うんですよね。
それだけではそんな男性と結婚できるわけがないですから。
(国税庁「平成26年分 民間給与実態統計調査」によると、平成26年の給与所得者の1人当たりの平均年収は415万円とのことです。これ以上稼ぐことのできる優秀な人であればあるほど、その年収を維持するのはどれだけ大変なことかを理解しています。当然結婚相手にもそれ相応の能力を求めるはずでしょう)
もしもそのことがわかっているのなら、
「私は20代の時にできなかった、こんなことが今はできます」
という、例えば仕事で昇進して責任ある立場になったならそれをアピールするとか・・・・・・などをすると思います。
若さとは引き換えにこんなことができる、だから私と結婚する男性はこんなメリットがある、と。
若さ(=時間)というメリットを持っている相手と競うなら、それぐらいのことをしないと勝負にならないと思うんですよね。
で、話を元に戻します。
家事も仕事も能力がないとわかったこの私は正直な話、結婚はあまりピンと来なかったのですが。
それでも、もし結婚したいならこの機会を逃したら二度とないだろう、という意識はありました。
どうしても独身が良いとも思えなかったので「とりあえず結婚してみようか」で、結婚してしまいました(笑)。
ただし、あの時に「これを逃したら一生結婚できないだろう」という判断は、間違っていなかったと思います。
ま、あれです。
私は女子力がないからこそ、勘違いしないで済みました。
禍を転じて福と為す、ってヤツですかね?
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ありがとうございました。
これからも頑張りますのでよろしくお願い致します。
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