今回のコロナショックでわかったことは

 

こんにちは。本木 ななです。
私とろくがお世話になっております。

私が今回のコロナショックでわかったことをまとめておきたいと思います。

とはいえ、全部抽象的なことなので、すぐに役立つ情報ではありませんが。

世の中にあるものを大きく分けると「パンとサーカス」で言い表すことができ、パンは「生活のために必要なもの(日用品、ニーズ)」、サーカスは「必要ではないけどあると楽しい欲しいもの(嗜好品、ウォンツ)」です。

パンとサーカスについて、いずれも「良いものは良い(価値がある)」のですが、優先順位があります。

生命の危機になればなるほど、パンの方でかつより生命の維持に必要な度合の高いものが優先されます。

しかし優先順位が低くなったからといって、すべてのサーカスの価値が全部地に落ちるというわけではありません。

ただし、その時に必要なものではないため、価格は落ちるのです(ここ重要!)。

つまり災害などで生命に危機が迫ると様々なものが「本当の価値よりも価格が落ちている」という現象が起きるのですが、それは「生命の維持に必要でない度合の強いものが、より下落幅が大きい」という話になります。

ですが、そういう危機的な状況ではない場合(生命が脅かされる危険が低く、世界が好景気で順調な時)はどうでしょう?

この場合は、それまで投資(金融商品の投資だけでなく自己投資や挑戦することも含む)に積極的で、価値のあるものを生みだせていたところはぐんぐん成長できることになります。

と、この書き方ですと「そういうところが伸びて良かったね」という話になりますが、そういうところがたくさんあってそれが当たり前のようにになると「これができないところは成長が鈍化している」という話になります

国で言えば、日本だけが取り残されてしまっていたということになりますね。

(参考までに「ハフポスト」の以下の記事もご参照ください。

図表でみる世界経済(GDP編)~世界経済勢力図の現在・過去・未来:基礎研レター

「日本だけが」はちょっと大袈裟かもしれませんが、それにしても中国とアメリカはすごいですねー)

ここで危機的な状況ではない場合(生命が脅かされる危険が低く、世界が好景気で順調な時)で、高い価格が付いていたものとしては、パンの分野ではITでサーカスでは高級品となります。

サーカスの高級品はわかりやすいので割愛しますが、何でパンではITなのかと言いますと「完成品は生活に役立つ良いものだが、そうなるまでには非常にお金がかかる」ものだからです。

わかりやすい例を一つ挙げますと、何かすごいソフトウェアを開発しているという場合、完成するまでそのソフトウェアは使うことができない状態ですが、その開発をしている間は人件費などの経費がかかる一方となりますよね。

この人件費ですが、単価の高い優秀なエンジニアさんをたくさん雇わなければならないので、他の業界よりもお金が遥かにかかります。

(「ドッグイヤー」という用語がありますが、意味は「IT業界の一年分は他の業界の七年分に相当する」というものです。IT業界は「お金よりも時間が貴重である」という象徴的な用語です)

そういう会社は赤字だったり借金が多かったりしますので、PERやPBRなどの指標は良いものではなく、割高の水準で株価は推移していくことになります。

そんな割高な株価が災害等が起こると一気に下落するわけです。

というわけで、ここで私が何を書きたかったのか。

「今がある意味、チャンスです!」

ひょっとすると、最後のチャンスかもしれません。

日本のコロナショックの痛手が他国に比べて少ないからです。

それは「これまでの状況で悪い方により作用していた国民性が、今回は良い方に作用した」という理由です。

ここで「本当は高い価値がある。でも環境的な要因で(需給によって)価格が落ち過ぎている」という商品を見極めて買う、それができる国民が多ければ多いほど、その国は豊かになることができます。

(もちろん、従来のパン(生活に必要な日用品)で優れた製品を生み出すことでも豊かになれるでしょう。

しかしこの「優れた」という部分が非常に難しく、今までの製品で優れたものはたくさんあるので、そこからさらに優れたものを生み出すことには、相当に優れた人材でないとこれに貢献することができません)

日本は災害の多い国です。

だから我々は、良く言えば地に足がついている堅実な国民です。

今回のことで「だから投資はやっぱり悪だった」というのではなく、この際に良いところと悪いところをきちんと学んでおく、それが大事なことではないかと私は思うのです。

そしてもう一つ、時代の流れによって「以前は価値が高いものだったが、これからはその価値を維持することができなくなる」と思われるものがたくさん含まれていることも、考えておかねばなりません。

つまり、一見「本当は高い価値がある。でも環境的な要因で(需給によって)価格が落ち過ぎている」と思われるものの中に、実はそうではないものが含まれているのです。

ウォーレン・バフェット氏がアメリカの航空株をすべて売却したのは有名ですが、リモートワークが増えると不動産とかあの辺も先行きはあんまり明るくないことが考えられますよね。

なら、どこに投資すれば良いのでしょうか?

それは私にもわかりません(←こらー!)。

わからないので、毎月のインデックス投信を地道にやっております。

そして将来のインフレに備えて、金(きん)の割合を増やしています。

ただし、どこに投資するのかはわからないけど、やってはならないことはわかりました。

それは「その時の優先順位が低いから(価格が安い)といっても、それが持つ価値が低いことを表わしているわけではない」と考えることです。

さらにもっと考えて、どこに投資したら良いかを思い付いたら、そこに投資しようと思っています。

 

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