祖母と話した戒名についての話とは? 信士が居士を凌駕するかも?!
こんにちは。本木 ななです。
私とろくがお世話になっております。
以前『祖母の遺言』という記事で、9月の上旬に私の祖母が亡くなったことを書きましたが、私と祖母との会話でまた思い出したことがありましたので。
それは戒名についての話です。
その前に、戒名について少しだけ。
平たく言えば戒名(かいみょう)とは亡くなった後の名前で、生前の名前を俗名(ぞくみょう、ぞくめい)と言います。
一般的な戒名は男性が信士(しんし)、女性が信女(しんにょ)です。
これらより一つ上のランクになるとそれぞれ、居士(こじ)と大姉(たいし)になります。
まだ上のランクもございまして。
上記戒名の先頭部分に「院」がつくと、もっと高いランクになります。
この「院」という号は、元は天皇と三后(太皇太后・皇太后・皇后)のみに許されていたものとのことです。
それが時代を経て、大名や家臣にも使われるようになり、現在では誰でも付けられるようになりました。
……お金さえ積めば。
つまりこの戒名のランクを上げたければ、お金積んで和尚様にお願いをすれば良いのですね。
※戒名については宗派により違いがあります。
さて、ここからが本題です。
祖母の前に、叔父が亡くなりました。3年ほど前です。
その時の叔父の戒名は「信士」でした。
ちなみに祖父は「院居士」だったのですが。
祖父が亡くなった時、大叔父をはじめ祖父のご家族の皆様にえらい気を遣って頂いたために「院」が付いていました。
このことに対して祖母は、
「これはちょっとやり過ぎではないか。何よりも私が困る。困ると言うか嫌だ。恐れ多い上にお金ももったいないではないか」
そのように言うてました。
というわけで、祖母自身の戒名に「院」は付いていません。
(本来は、夫婦揃えて付けるものだそうです)
話が逸れましたが、亡くなった叔父の話に戻ります。
「院」が付くのはやり過ぎ。
でも、せめて「居士」ぐらいはと祖母は思っていたようです。
しかしそれが「信士」だったと。
祖母はちょっと納得がいかないようでした。
母親である祖母の立場からすると、そう思うのは当然でしょうね。
亡くなっても我が子ですから。良いようにしてあげたいという。
ですがこの亡くなった叔父は、ものすごく頭の良い人でした。
物事をドライなまでに合理的に考えるという、そんな人でした。
恐らくですが、
「死んだ後にお金を遣うことはムダであるから、戒名も安いので良い」
と、生前に仰っていたのではないかと。
つまり「信士」という戒名は叔父の遺志から来るものだったと、私は思うのです。
私は祖母に言いました。
「ばあちゃんは母親だからそう思うのかもしれないけど、あれは多分叔父ちゃんの遺志だと思うよ。
叔父ちゃんはものすごく頭の良い人で、ものすごく合理的な考えを持った人だった。だから叔母ちゃんも従姉弟もその意志を尊重して、あの名前に決めたのじゃないかな。
あのね、ばあちゃん。
私はね、
母親なら、子供の遺志を汲み取ってそれを最優先してあげるべき
だと思うよ。
戒名よりも叔父ちゃんは残された家族のことを考えていた。
その家族のためにお金を遣ってもらいたい、それが叔父ちゃんの意志だから。
良いじゃない、信士で。
むしろ、叔父ちゃんがそこまで考えて選んだ名前なんだから、居士よりも良い名前だと私は思うけど」
これで納得したかどうかはわかりませんが、祖母は私の前でこの話をしなくなりました。
……納得してなくて、母に言うてたかもしらんけども。
だとしても、祖母には祖母の立場もあるし。
やっぱり生きてた時代が違うから、戒名の重みも私とは全然違うものだろうから。
ま、仕方ないですよね。こればっかりは。
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これからもがんばっていきます。
どうぞよろしくお願い致します。
私の母親の戒名・・・確か通常よりも少し良かったはず(笑)
理由はお金を積んだのではなく、
生前お寺さんと懇意にしており、住職さんとも古い付き合いだった為、住職さんが気を遣ってくれたようです。
介護生活で経済的に厳しかったので、とてもお金は積めなかったし(笑)
叔父さんの考え方に、私も賛成だなー。
仮に私が他界しても、同じこと考えると思う。
お金を積んで位を買うって、なんか無駄な気がするから。
まぁななさんがおっしゃる通り、現代と、昔では戒名の重みが違うのかもしれないですけどねー(笑)
コメントありがとうございます。
忍者の件、あまり気にしないで下さいねー(笑)
そんなに稼げるアフィリじゃないのは身に染みて知ってますから(笑)
むしろ今まで紹介してきた6人の方が、ほぼ動いていないのも問題だし(笑)
8人であの金額なので・・・(汗)
でも、還元して貰えるだけありがたいです♪
感謝!!