追記)アメリカでは「信用」で借りた履歴のない人にお金を貸してくれません。借りていないって良いことではないの?
こんにちは。本木 ななです。
私とろくがお世話になっております。
前編と後編とでこの話は終わりなのですが、ちょっとした追記をここでしておきたいと思います。
というのは、今回の「信用(クレジット)」と「お金(現金)」とで共通する部分があったことに気付きましたので。
それが何かということですが、その前に。
2016/10/24『お金とは、信用が目に見える形になったもの。それを得るためにはどうすれば良いのか考えてみた』
で、書いたことですけども、確認のためもう一度。
何故「お金」というものができたのかと言えば、それまでやっていた物々交換では様々な支障があったからです。
その一つが“交換するものが食べ物だった場合、腐らせてムダにしてしまうことがある”ということです。
つまり、海でたくさんのお魚を取ることができた人が他の食料品と交換しようとした時、なかなか欲しい物を持っている人を探し当てることができずに時間が過ぎて、結果持っていたお魚を全部腐らせてムダにしてしまった・・・・・・というようなことが起きてしまうのです。
物と物との間に「お金」があって一度「お金」に換えておけば、このような“腐らせてしまってムダにしてしまう”ということがありません。
何せ「お金」は腐らないですから。汚くはなるけど。
この場合の「お金」は
- この人が魚をたくさん取った、その能力と実績があったという「信用」を形にしたもの
となります。
現物による物々交換だと腐ってなくなってしまうことがありますが「お金」ではそれを防止できます。
すなわち「お金」が、それまでの物々交換の取引をさらに進歩させているのです。
そして今回の「信用(クレジット)」ですが。
この「信用(クレジット)」にも、それまでの「お金」を進歩させているところがあります。
それは後編に登場する農家のおじさんの場合です。
「お金」は“商品の食べ物が腐る”といういわば短期間の問題は解決してくれます。
しかし“とある農夫の人生”というもっと期間があるものから起こる問題については解決してくれません。
このおじさんは、働き盛りの頃は真面目で仕事もできる農夫でした。
ただし手持ちのお金がないために、農業機械を買うことができませんでした。
流通しているのが「お金」のみならば、それは仕方がないよねで終わりです。
がんばって働いてお金を貯めている間にどんどん時間が過ぎて、その間にケガをする病気になる年を取って働けなくなる、ということになったらもはやどうしようもありません。
これって、物々交換の時代に食べ物が腐るところに似ていると思いませんか?
「お金」が腐る食べ物を解決してくれたように、時代が流れてこの農家のおじさんの場合には「信用(クレジット)」がそれを解決してくれるようになったのです。
素晴らしく、またありがたいことですよね?
ただし、お金よりもわかりにくいですけどね。
あまりにわかりにくいので、そのことに気が付いている人が少ないのではないかと思われるくらいに。
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ありがとうございました。
これからも頑張りますのでよろしくお願い致します。
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