らららむじんくん、ららら無尽くん、あららら?
こんにちは。本木 ななです。
私とろくがお世話になっております。
ちょっと気になるニュースを見つけました。
dot.(ドット)という朝日新聞系Webサイトの以下の記事です。
『「金融リテラシー」最下位の山梨 理由は「無尽」の影響?【東日本編】』
冒頭の一部を引用します。
今、全国の地方銀行幹部から注目されている資料がある。
日本人のお金に関する知識や判断力を、初めて公的・大規模に調べた「金融リテラシー調査」だ。
結果を見ると、金融知識の高さや低さ、投資意欲の強さや弱さなど、お金にまつわる地域性が浮かび上がる。
その調査で特に衝撃を与えたのが、山梨だ。
~中略~
(山梨県は)正誤問題の正答率が全国最下位。おまけに、金融トラブルを経験した人の比率が全国で最高。
「金融知識が低いとトラブルにあいやすい」との傾向の典型例になった。
その理由として考えられたのが、山梨県にしかない「無尽(むじん)」という習慣でした。
無尽とは月1回ぐらい皆で集まって食事や飲み会をするのですが、その時に食事代とは別にお金を出し合って積み立てて皆が順番に使ったり、グループの目的のために役立てたりすることを言うそうです。
調べてみましたところ、無尽そのものは鎌倉時代にできたもので、庶民の相互扶助として始まったものだとか。
山梨県の現在の無尽は必ずしも積み立てを伴うものではなくなっており、単なるサークル活動や飲み会のような形になっているところも多いそうです。
もちろんこの無尽という制度があることは良い方にも作用しておりまして、山梨県の消費者ローン利用者の比率は全国で下から2番目となっています。
しかし一方で、無尽頼みで自分で金融知識をつけようとかそういう意欲が低くなるため、引用文の「正誤問題の正答率が全国最下位。おまけに、金融トラブルを経験した人の比率が全国で最高」となってしまうのではないでしょうかと。
今回の記事はそういう内容でした。
無尽は確かに良い制度だと思うのですが、良い制度だけに自ら勉強しようという気持ちを奪ってしまうという欠点があったようです。
逆に言えば、これは困ったという経験をしたからこそ勉強しようと思うかもしれません。
難しいですね。
それにしても、無尽って鎌倉時代にできたってすごいですよね。
それとあと、楽しそうで羨ましいです(^-^)
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ありがとうございました。
これからも頑張りますのでよろしくお願い致します。
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