ムダだと思ったら全部ムダ。思わなければ、その中から有益なものを見つけられるかも
こんにちは。本木 ななです。
私とろくがお世話になっております。
先日、とある掲示板を眺めておりましたら、ある若い世代らしき人の書き込みがありました。
その人は今はもうTVをほとんど視聴しなくなっているのですが、職場の年配の上司がしょっちゅうTV番組や芸能の話をしてくるので、とても苦痛だとのことでした。
で、ある日。
その上司にとある芸能人の話をされた時、
「TVを見ないので知りません」
と答えたら注意されたそうです。
その人はその書き込みで、
「TVや芸能人などの低俗な話を知らないと答えただけで注意されるのは納得できない」
というような気持ちをにじませていました(ような気がします)。
この書き込んだ人に対しては、
「その上司は、コミュニケーション能力に問題があると言いたかったのでは?」
という意見が多かったような気がします。
つまり、
「頭ごなしに“知らない”と答えるその言い方はどうなのか?」
「知らないなら“教えて欲しい”と言って聞き役に回ることもできるはず」
というものでした。
正直、私もそう思います。
あのですね。
うちもTVは見ません。TV持っていないです。
でも、ポータルサイトのニュースで芸能ネタも一応チェックしています。
そもそも、私自身がTVや芸能ネタ自体がそこまで嫌いというほどではないというのもありますけども。
私とろくの世代はTV番組はコミュニケーションツールの一つだったもので、自分と同世代かそれ以上の年代の人との会話にはまだまだ必要なものだろうと思って、読むことにしています。
で、ですね。
私はこの若い人に強く言いたいことがあります。
「TVや芸能人の話は全部がムダなものだと思っていませんか?」
でも、それは違うと私は言いたいのです。
今回は一例としてSMAP解散の話で出て来たことを挙げます。
解散の理由としてはいろいろな話が出てきていますが、その根幹はメリー喜多川副社長と飯島元マネージャーの対立であると言われています。
その対立の原因の一つが、経営方針の違いにあったことも報道されています。
『SMAP騒動の遠因か チケット「郵便振込のみ」にマネ異論』
日刊ゲンダイ2016年1月26日の記事です。
この記事を要約致しますと、
「コンサートチケットの購入方法について、従来の郵便振込にこだわるメリー喜多川副社長と、ネットなどを導入し申込みをシンプルにするように進言した飯島元マネージャーとで意見が分かれて対立した」
「ジャニーズのチケットはほぼ一般販売されず、会費を払ってファンクラブ会員にならないと申し込めない。当選させるために1人で複数口入会するのはファンの常識」
「毎回数百円の手数料が郵便局に入る。ファンクラブ会員の手数料収入だけで郵便局は億単位の収入を得ているから、嵐が年賀状のイメージキャラに選ばれるのも納得できる」
ということでした。
(いろいろ調べてみると、この記事に対して詳細では異論も出ているようでした。例えば一部のタレントさんにはこの話が当てはまらないとか)
それはともかくとして私が書きたかったのは、こういう経営方針の違いというものはジャニーズ事務所ではなくとも、どこの会社でもあり得るような普遍的なものではないかということなのです。
興味がないTVの話や芸能ネタをチェックする時は、こういう普遍的で少しでも勉強になりそうなことを探すようにすれば良いのではないかなと思います。
また、上記のように芸能ネタが好きな上司に話かけられた時、たまたまその話を知らなかったとしましょう。
頭ごなしに「そんな低俗な話は知らない」と拒否するのではなく、聞き役に徹して話を聞いた時に、今回のような他の会社でも起こり得るような話が返って来るかもしれません。
あるいは、
「ジャニーズ事務所でこういうことがあったらしいけど、うちの会社で言えばこういうことだよね?」
「それに対して、君はどう思う?」
という具合に、入口は芸能ネタだったけど本筋は仕事の話だったということもあるかもしれません。
あるいは、聞いている人の聞き方によって、そういう方向に話が進んでいくこともあるかと思います。
そのやり取りで、この上司の普段は決して出さなかった意外な一面が明らかになったりして。
とにかく、まずは最初から「ムダだ」「低俗だ」と壁を造るのをやめることをおすすめしたいと、私は思いました。
それにしても。
私は母親が厳しかったもので、中学生の時にはTV見せてもらえなかったんですよね。
そしたら学校で話についていけなくて、仲間外れにされました。
この時に、
「TVは低俗なものだ」
と言っていた母親を恨んだものです。
それが今や、
「低俗なTVを話題にするなんて」
という若い人が出てくるとは。
世の中も変わったものです。
でも、私らの時とは違って、むしろ若い世代でこういう人が出て来たってことは喜ばしいことだとは思います。
いや、今の若い人って賢いですよね。
本当に頼もしいと思います。心から。
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ありがとうございました。
これからも頑張りますのでよろしくお願い致します。
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