自己責任の一言で他人への関心をなくしてしまうとその分、お金を得る機会も失います
こんにちは。本木 ななです。
私とろくがお世話になっております。
前から書こうと思っていたけど、上手く書けなかったので放置していた話です。
私は最近「投資した会社が調子良く上がって資産が増えたので自分も調子に乗った」という話を書きました。
何故、この会社に投資したのかと言いますとですね。
この会社がその業界内の店員さんの待遇を大幅に引き上げているという話を聞いたから、というのが最も大きな理由でした。
(他にもありますけど、一番最初に着目した大きな理由はこれです)
以前、以下のように記事として書いたこともある話ですが。
2016/05/10『【残念】安くて美味しいお店の落とし穴?!【安いし美味いのに】』
お読み頂けると嬉しいですが、お時間のない方のためにざっと書きますと。
今は安くて美味しいお店がたくさんあります。
私は住宅ローンを抱えていて家計が厳しかった頃、本当にありがたく嬉しく思っていました。
でも、その状態を乗り越えてほっと一息つける状態になったらですね、働いている店員さんを観察する心の余裕ができまして。
そしたらですね、店員さんを見ていると気の毒で悲しい気持ちになって、ご飯を美味しく食べることができなくなっていました。
そしてそのことに気付いて周りをよく見ると、どこもかしこもそんな状態であることに気付きました。今頃。
そこで「この状態は良くない、これを何とかしようとしている会社があれば投資したい」と思いました。
と、ここまで読むと何かひたすら私は良い人みたいですけど、実はそうとも言いきれません。
要するに「潜在的なニーズがあるところに、そのニーズにいち早く応えることができた会社は儲かるだろうな」という計算もありました。ははは。
そこで最初は飲食店で銘柄を探していたのですが、たまたまその時期に実家で法事があり、弟と話をする機会がありました。
その時に書いた記事が以下です。
2017/02/06『あの日から二週間・・・・・・も、もうそろそろ大丈夫かなぁ???』
とある食料品を扱う会社に勤めていた弟曰く、食品や飲料などを扱う仕事はどうしてもブラックになりがちであるという話でした。
そこで飲食店では難しいとなったら、消費者の立場である私でもわかりやすい「衣食住」の中では何なのか?
ちなみに家事の得意なスーパー奥様であれば、このうちの「住」に着目できます。
そして例えばいち早くニトリ辺りに目を付けて投資することができていたなら、今現在はかなりの資産を増やすことができているのではないかと思います。
専業主婦の方でパートや内職などで収入を得ようとする人は多いですが、実はこういう資産の増やし方もあるんですよね。
ただし残念ながら、私はそんなに家事のできる優秀な主婦ではありませんでした。
というわけで、私が次に注目したのは「衣食住」の「衣」でした。
飲食店ほどではないけど、忙しい割りには低賃金だし季節の旬のあるものだから、かなり大変なお仕事です。
待遇が悪くなりがちなのも致し方ないとは思います。
しかし、そこで一社。一社で良いんです。
デザイン性の高さなどの付加価値を付けて、その付加価値で潤った分を実力のある店員さんの待遇に振り向けてもらって。
そういう会社が一社出てくると、同業他社は自ら現在抱えている店員さんの流出を防ぐために、待遇を改善しますよね?
そしてそういう会社が話題になって成功事例となったならば、いずれは他の業界にも波及していきますよね?
そしたら店員さん全体の待遇が今よりも良くなる・・・・・・のではないでしょうか。
そう思って、その会社に投資しました。
・・・・・・ら、今のところは調子良く推移しています。今のところは。
でも、先はわかりません。不安に思う点もありますし。
ただし私は、日本全体のために何とかこういう会社にはがんばって欲しい、200万円ぐらいまでなら損しても良いと本気で思って投資しました。
それでですね、現在は他の業種でこのような付加価値を高くしたサービスを扱って、働いている人の待遇を引き上げた別の会社にも投資しています。
こちらも割と上手く行っています。今のところは。
さて、そろそろまとめます。
以前、ろくが大ファンであるカリスマメンズバイヤーMBさんの話に以下のようなものがありました。
(ちなみにろくが書いたMBさんの記事はこちらです)
MBさんがろくのようなファンの方に「どうしたらMBさんのように仕事で大成功を収めることができるのか?」と尋ねられたことがありました。
MBさんの答えは
「まず、自分以外の人の立場で物を考えることができなければならないでしょう。
ただしそれは、必ずしも優しさや思い遣りでなくても良いです。
自分が仕事で成功してお金持ちになりたい、という動機であってもかまいません。
目的が自分のためであっても、他人の立場で物を考えることができることが重要です」
そこで、今回の私の書きたかったことに繋がります。
このことは特定の会社の株に投資する場合にも当てはまります。
人々が困っている、あるいは必要または欲する物やサービスやシステムその他。
それが著しい場合であればあるほど、どうしても何とかしたいと思って「お金を払ってでも」何とかしようとします。
そういう人がたくさんいた場合は「たくさんの人」が「お金を払ってでも」何とかしようとするわけです。
というわけで、そこにたくさんのお金が集まってきますよね?
自ら起業する場合でも、投資をする場合でも、他人の立場に立って物を考えなければならないというところは同じです。
「これは気の毒だ。どうにかできないものか」
この「どうにかする」のが潜在的なニーズではないかという話になります。今回の場合は。
とはいえ、慈善事業ではなく仕事としてきっちり利益を出だなければならないのだから、非常に難しいことですけどね。
って、ちょっと待ったー。
はっきり言って今回の場合、その社会のニーズに応えるための付加価値の方が後付けの理由になりましたから、本末転倒ではないかなと。
・・・・・・良いんだよもー人生一回だけですやん。たまにはそんなリスク取っても。
というわけで、説得力皆無ですけども。
要するに「これは何とかしなければ」と思ったことが、銘柄発掘に繋がったということで。
自己責任だと突き放すことなく他人のことを顧みると、回り回って自分の身に帰って来る・・・・・・こともあるという結論で、一つよろしくお願い致します(大汗)。
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ありがとうございました。
これからも頑張りますのでよろしくお願い致します。
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