SMAPの謝罪生放送を見て思った話。さらになな追記)【解決策】先進国の中では低い日本の労働生産性【勤勉】
こんにちは。本木 ななです。
私とろくがお世話になっております。
以前、ろくが『【解決策】先進国の中では低い日本の労働生産性【勤勉】』という記事を書いておりましたが、その後に私の追記したのが『なな追記)【解決策】先進国の中では低い日本の労働生産性【勤勉】』でした。
今回はさらにその追記です。って、まだ引っ張りますかこの話題を(笑)。
元々のきっかけは“日本の労働生産性について、先進国の中では低い結果になった”と報じられたことでした。ニュースソースはろくの記事をご参照ください。
それでは本題。
何でこのさらなる追記を書こうと思ったかと言えば、きっかけはタイトルにあるように『SMAPの謝罪生放送』を拝見したことでした。
私個人的には、この生放送で一番落ち着いていてカッコイイと思ったのは稲垣吾郎さんでした。
で、ここからは私の妄想です。
何で稲垣さんがあんなに落ち着いていたかと言えば、かつて道路交通法違反その他で逮捕された時に、このマネージャーさんに非常にお世話になっていたから……に繋がると思うんですよね。
そこで非常にお世話になって恩を感じていたからこそ、そのマネージャーさんが退社するとなった時に自分もついていく、となり。
そして“それがどういう結果になっても受け入れよう”という、その覚悟ができていたからではないでしょうか?
“恩”とか“義理人情”とか、美しいですよね。
そういうのを感じる日本人もまた、美しいと思います。
ONではなくて恩です。
話を戻します。
恩は確かに美しいとは思うのですが、これは良いことばかりではありません。
悪い面が出た場合、それが賃金低下⇒労働生産性の低下につながっているのではないかと、私は思ったのです。
その前にまず“何故、賃金低下が労働生産性の低下につながるのか?”ですが。
日本国内で生み出されたすべての商品やサービスについて。
それら全体の人件費がもう少し高くてその結果もう少し高額だったとしたら、その分のGDPが押し上げられていますよね。
全体のGDPの値が上昇すると労働生産性の数値も良くなります。
逆に言えば、人件費があまりに安いのでできた商品やサービスの数値が低く抑えられた結果、労働生産性の数字もまた低くなるということになるのではないでしょうか。
で、ここからは私の体験談です。
結婚してからは直接雇用のパートでちびちび働いてた私ですが、ある日ある時、ふとしたきっかけで派遣で働き始めました。
それはもう10年以上前の話で、違法だった二重派遣がまだまかり通っていた時のことです。
私のお世話になった派遣会社は大手ではありませんでした。
むしろ小さい会社で、二重派遣や三重派遣の仕事がほとんどでした。
一番酷いケースだと、
- 元→請負→派遣→二重派遣→三重派遣
というのがありまして。
それぞれの会社が間でピンハネしています。
最初の請負と最後の三重派遣を比べると、時給に400円ぐらいの差額が発生していました。
この話は同じ会社の当時の同僚から聞きました。私はこの仕事はやっていません(ていうかプログラマーみたいなスキルの要る仕事だったのでできませんでした)。
(ただし、請負→派遣までだと今でも違法ではありません。コールセンターなどで普通にあります。請負先に直接雇用されている場合と、そこの会社が派遣会社に依頼し、その派遣会社経由で働いた場合とで時給が異なるとか。そういうのはよくある話です)
何が言いたいかと言いますと。
私は“その会社からの依頼は二重派遣や三重派遣のもので、時給は他社より安い”とわかっていながら何年も働いていました。
その理由は、今回の
- 恩を感じていたから
に他ならないのです。
私がWindowsのPCでWordやらExcelやらを使えるようになったのは、この会社の研修を受けさせて頂いたからです。
その時の講師がM先生で、小さい会社なので派遣のコーディネーターも兼任されていました。
私はお世話になったM先生に“条件が悪くて、人が居なくて困っている”と言われたら、その仕事を引き受けていました。
M先生が良い方だったというのもありますし、私はこの会社に教えてもらったスキルで仕事ができているという、恩とか義理人情とか……お金よりもそういうものを優先して仕事をしていました。
ただし私もお金は欲しいので、時給の高い他社に登録はしていました。裏切り者やん(笑)。
しかし結局私が他社で働きだしたのは、このM先生が退社されて(この会社にいなくなって)から後だったのです。
そこで思ったのですが。
もしも私が日本人でなかったら、もしかしたら必要なスキルを得た段階で時給の高い他社にさっさと行っていたかもしれないということです。
いや、日本人でもそうする人は多いと思うのですが、例えばアメリカ人だったら“スキルがあれば時給の高い他社に移るのは当たり前”ともっと普通に考えるような気がします。
そこで結論です。
日本の労働生産性が低いのは、国民性にもその理由がある
日本人には
- “恩”とか“義理人情”とか、時にお金以上に重んじてしまう存在がある
ということです。
これって、他の国にはほとんど見られないことだと思うんですよね。
前に堀江貴文さんが、お寿司屋さんの場合で以下のように仰っておられました。
日本国内の高級なお寿司は、実はどこの国のものよりも破格の安さなんだと。
何故かと言えば、日本では一人前の寿司職人になるための“修行”と称して、海外ではあり得ない低賃金で働かせているからなんだと。
これも“職人の技という技術を教えてあげているのだから”という、いわば“恩”とか“義理人情”で低賃金で働かせているわけですよね?
さらに言えば、日本では“(“恩”とか“義理人情”が大事なのだから)銭金の問題ではない!”とか、お金のことを言うのはみっともない、恥ずかしい人のすることだ、みたいな空気もあります。
それ故に、お金の交渉ってやりにくいですよね。雰囲気的に。
こういうことも、労働生産性の低下につながっているのではないでしょうか?
夫「お前にも、この俺様の恩を感じてもらわな困るなぁー」
私「ああ、ばっちし感じちゃってるで! ちょっと漢字ちゃうけどな」
私が感じているのは……怨……の方やったりして(笑)。
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ありがとうございました。
これからも頑張りますのでよろしくお願い致します。
困った時は、お互い助け合おう!
・・・みたいな精神から、
困った時は、一蓮托生!
・・・となっては嫌ですよね(笑)
でも、恩とか義理人情は好きな方です(笑)
ただ、それで裏切られた時には、めちゃくちゃキレますが(笑)
SMAPの件では、ほんと色々なニュースが出ていますが、結果的にジャニーズが儲かって終わりな気がします(笑)