まだまだあります。日本の労働生産性が低い理由。一番の問題は?
こんにちは。本木 ななです。
私とろくがお世話になっております。
元々は2016/01/07『【解決策】先進国の中では低い日本の労働生産性【勤勉】』のろくの記事から始まりましたが。
最近、その最も大きな問題点に気付いた(ような気がする)ので、書き留めておこうと思います。
日本の労働生産性が低い理由はいくつか考えられますけども。
一言で言えば
- 国民性が原因
で終わってしまう話のような気がします。
私が追記で書いた話も全部これでした。
(例えば、義理人情とか気遣いとか。あるいは事なかれ主義だとか。以前の記事にリンクしています)
そしてその最も大きなものが今回の話です。
何とかしないと日本はヤバイぐらいの。
それは、
- あまりに真面目過ぎ、厳格過ぎる
ということです。
(角度は違いますが2016/04/25『何という不寛容?! 何とかせねば我が国は衰退する!(と、私は思う)』にも繋がる話です。そちらもよろしくお願い致します<m(__)m>)
この厳格過ぎる性質がなぜ危ないのかと申しますと。
これが生産性を妨げることに繋がっているからなのです。
えーと、具体的にはですね。
あまり詳細には書けませんが、ろくの会社の話をします。
これはろくの会社だけではないと思うのですが、ろくの会社ではお客様に関するデータを非常に非常に大切に大切に管理しています。
顧客データを扱っているパソコンに外部接続機器を何か接続する場合、それがどのような物であっても必ず上長の許可が必要なのですが。
これが書類申請かつ、ものすごーく上の人の印鑑まで頂き倒さないといけません。
まずその申請書類を作成するのに時間がかかりますし、さらに申請後に上の人から押印後の書類が手元に戻って来るのも時間がかかります。
何らかの外部接続機器を接続する時に、毎回毎回この作業を繰り返さなければなりません。
またゴミを捨てる場合などもそうです。
顧客の情報がほんの少しだけでも(顧客が自ら名付けた画面表示上のニックネームみたいな、犯罪に使われて被害に遭う可能性がないようなものでも)含まれていた場合、上記と同様のことが起こります。
しかし万が一、本当に顧客情報が流出した時にはもう叩きに叩かれていますよね。そんな会社って。
どこの会社もそれを見て、ろくの会社ぐらい厳重に管理していると思われます。
でもね、あえて言わせて頂きましょう。
本当にそれらは全部が全部、そこまで厳重にせなアカンほどのもんなんですかと。
これらの時間と手間が、どれだけ多くの生産性を損なっているのかと。
几帳面なのは良いことです。
でもちょっと行き過ぎているのではないかなと。
そしてこの不寛容さはあらゆるところで見られます。
よく言われるのが、テレビ番組がつまらなくなったのは視聴者の抗議を恐れたからというのも一因だと。
そうやってありとあらゆるところでいろんなものを叩きまくっていたら、何か新しいことを始めようとかさらなる高みに挑戦しようとか、そういう人は出て来なくなるのではないでしょうか?
そこで結局は、今までやっていて問題のない範囲をさらにさらに狭めたものを何度も何度も確認しながら、そろそろそろそろ進めていく・・・・・・という形になってしまうと思うのです。
となると、生産性が上がらないのも当たり前の話だと思われます。
そうは言っても、仕方がないという面もありますよね。
私たち日本人は農耕民族だから真面目にコツコツが得意です。
皆で農作業をやっていましたから、他者に対する細やかな心遣いとか仲良くするとか、そういうことも得意です。
昔ながらの伝統を受け継いで守っていくのも得意です。
しかし逆に言えば、全くやったことのない新しいことに挑戦することは苦手です。
それに対して、他の欧米諸国の場合は元々が狩猟民族ですから。
獲物に挑まないことには話が始まらないし、失敗したからと言っていちいち責めていたのでは挑む者が誰もいなくなってしまいます。
だから失敗に対して寛容だし、その挑戦したことに対して「ナイスチャレンジ!」と評価し、また「この次がんばれ!」で終了なんですよね。
確かにこれは国民性なんだから仕方がないと言えば仕方がないと思います。
でも、そこを何とかしないと、日本の未来はかなーり危ういのではないでしょうか?
私の考え過ぎであれば良いのですが。
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ありがとうございました。
これからも頑張りますのでよろしくお願い致します。
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