便利な世の中が恐ろしい理由は他にもありました
こんにちは。本木 ななです。
私とろくがお世話になっております。
ここ最近の更新は、母の悪口が続いているような気がしないでもないですけども。
実は私が本当に書きたいのは、今の世の中は恐ろしいことになっているという話なのです。
それを母が全然理解していない(から、悪気なく要らんこと言う)ので、ついついそんな書き方になっているだけなのです。
このテーマでは、以前も記事を書いたことがありました。
- 2015/12/08『便利な世の中とは、なんと恐ろしい世の中……だと思いませんか?』
- 2015/12/10『確かに耐えることは大切なこと。でも、それだけでは足りないのです』
上記の内容について、ざっと書いておきます。
1番の内容は以下です。
「便利な世の中になったということを言い換えると、そこまでの需要はもうなくなってしまっているということになる。
もちろん、その中に労働も含まれている」
2番の内容は以下です。
「耐えることは大切なこと。
しかし今や、そんなことはできて当たり前の話。
今はそれよりももっと高い能力を市場から要求されている」
つまり、だからこそ恐ろしい世の中になってしまっているのであり、それ故に今、働いている若い人は大変な思いをしているということが言いたかったのです。
今回の話も以前の話とちょっとだけ重なるところがありますけども。
重なるのはどこの部分かと言えば“できて当たり前”というところです。
ご興味を持って頂いた方は是非、ここから先もよろしくお願い致します。
要するにITなどのテクノロジーの発達により、以前は不可能だったことが可能になったわけですが。
それには良いところと悪いところがあって、労働者として働く側にとっては悪いところの方が多いのではないかと私は思うのです。
私の話で恐縮ですが、Windows95が登場してちょっと後にMicrosoft Officeが使えるようになったら、できる仕事が増えて選べるようになりました。
それらが使える人が比較的少なかった時代には、そこそこの待遇かつ選び放題でした。
さらに言えば、要求される仕事やスキルも大したことはありませんでした。今思えば。
時代が流れに流れて、それらが使える人が増えてくるとそんなことはなくなります。
時給は下がるし要求事項はより高くより多くなる、でも私は使えるだけましだったのです。
もはやWindowsもOfficeも使うのが当たり前になると、使えない人はそこからはじき出されてしまいます。
作業系の仕事で知り合った人の中には、かつては事務で正社員だったという人もいました。
その人は私よりもかなり年上で、PCは使えないけど今から勉強するのは辛いからやりたくないと言っていました。
このようにテクノロジーの発達により、以前に就いていた仕事に就けなくなるという人も出てきます。
つまり、テクノロジーが発達することによりそれについていけない人が出てくるということです。
それともう一つ。
テクノロジーの進化によって、以前は不可能だったことが可能になるとどうなるか。
これまでのものよりも、完成度の高いものを生み出すことができるようになります。
と、このように書けば良いことではないかと思われるのですが・・・・・・。
以下、どこかの掲示板で以前見たものの要約です。
「何故、こんなに仕事の量が増えてしまったのか?
それは一昔前であればやろうとしてもできなくて当たり前だったものが、できるようになってしまったから。
昔は会社同士の連絡手段は黒電話と郵送のみだった。
だから見積書などの書類は当然ながら郵送だし、そこで多少のミスが見つかっても些細なことなら無視するし、そうでなくても時間がもったいないから電話にて口頭で終わらせようとする。
それがどうしても許し難いほどのものであれば、そこでようやくもう一度出しなおすということになる。もちろんそれも郵送で。
となると、さらに出し直したものに何かミスがあっても、余程のものでないと再度出したなおしということにはならない。
何故なら、あまりにも時間がもったいないから。
ところが今は電子メールというものがあるから、何度も修正してすぐに送信することが可能になった。
些細なことでも気に入らないことがあれば、何度も修正させることができるのだ」
何が恐ろしいって、これは単なる一例に過ぎないってことなんですよ。
至るところにこういうものがあって、そこに完璧を求める日本人の国民性も加わって恐ろしく作業量が増えていると。
またそれ故に、これらが日本の労働生産性が低くなることにも繋がっています。
(ここら辺の話は2016/12/01『まだまだあります。日本の労働生産性が低い理由。一番の問題は?』でも書きました。こちらもよろしくお願い致します)
そしてこのようにそれまでやっていた仕事が忙しくなっている上に、以前にも書いた“新しい需要を生み出す”という仕事が加わっています。
過労死または自殺する人や病気になる人、あるいは退職後にニートや引きこもりになってしまう人が続出するのも当たり前ではないでしょうか?
本当に恐ろしい世の中になってしまったと、私は思っています。
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ありがとうございました。
これからも頑張りますのでよろしくお願い致します。
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